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旧東側の女性は西側の女性に比べセックスの満足度が高かった!?
世界的な潮流となっている新たな社会主義の模索で、女性はより幸福に生きられる。時代の閉塞感を打破するパワフルな一冊。
資本主義しかない、この道しかないのだと政治家たちは繰り返す――。
しかし、それは嘘です。
[出版社より]
「すべてのモノが商品化される現代、資本主義の勝利はほとんどすべての女性にとって災難でしかない。自分のためにセックスを楽しむ権利すら奪っているのだ。著者はかつての共産主義体制をロマンティックに回顧するわけではない。彼女は、これからの包摂的で進歩的な社会のために、私たちのアイデンティティ、階級間の不必要な緊張を克服してくれる」
―― ヤニス・バルファキス[経済学者]
「不平等の拡大の時代に社会主義政策を復活させる理由はたくさんあるが、フェミニスト的視点は、最も強力なインセンティブを提供している」
――ガーディアン紙
「著者は、アメリカと西ヨーロッパの若者の間で社会主義的なアイデアの魅力が高まっていると述べる。そしてそのアイデアの拡がりが、バーニー・サンダースにとってのアドバンテージとなるだけでなく、女性が、そして我々がよりよい生活を実現することを思い出させてくれる。より多くのオーガズムはそれだけでも素晴らしいことではあるが、より多くのオーガズムを得ることのできるよう社会を構造的に変化させることは、別次元なほど素晴らしく重要だ」
――レベッカ・ミード[作家・ジャーナリスト/ニューヨーカー紙]
著 者|クリステン・R・ゴドシー
訳 者|高橋璃子
出版社|河出書房新社
定 価|1,900円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|276
ISBN|978-4-309-25446-3
初 版|2022年05月
Contents
序章 あなたが苦しいのは資本主義のせいかもしれない
第1章 女性は男性に似ていて、より安く使えるもの?――仕事について
第2章 出産する人はなぜ罰を受けるのか――子育てについて
第3章 パンツスーツでは解決しない――リーダーについて
第4章 ベッドの中の資本主義――セックスについて・その1
第5章 誰でも必要に応じて受けとれる社会――セックスについて・その2
第6章 バリケードから投票箱へ――社会参加について
〈もっと知りたい人のための読書ガイド〉付き
Author
クリステン・R・ゴドシー Kristen R. Ghodsee
ペンシルベニア大学教授(ロシア・東欧学)。ジェンダーや、社会主義、ポスト資本主義に関する著書・論文で定評を得ている。一般読者向けに書かれた本書は各国語に翻訳され、著者初の邦訳となる。
Translator
高橋 璃子 Riko Takahashi
翻訳家。京大卒。マキューン『エッセンシャル思考』『エフォートレス思考』などのベストセラーを訳す。他にコイル『GDP――〈小さくて大きな数字〉の歴史』など。
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