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コミュニケーションで悩む人たちへ——。
コミュニケーションや感情表現が上手できないと悩んだ著者はやがて、当たり障りなく人とやり取りする技術を身につけていく。
だが、難なく意思疎通ができることは、本当に良いこと、正しいことなのか。
なめらかにしゃべれてしまうことの方が、奇妙なのではないか。
「言語とは何なのか」「自分を言葉で表現するとは、どういうことなのか」の深層に迫る、自身の体験を踏まえた「当事者研究」。
自分だけのものであるはずの感情を、多くの人に共通する「言葉で表す」ことなど、どうしてできるのだろうか。そして、人に「伝える」とはどういうことなのか――。言葉、存在、コミュニケーションをめぐる思考の旅が始まる。
[出版社より]
著 者|尹雄大
出版社|亜紀書房
定 価|1,600円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|216
ISBN|978-4-7505-1726-1
初 版|2022年05月
Contents
はじめに
1章 それぞれのタイムラインを生きるしかない——定型発達という呪縛
2章 胚胎期間という冗長な生き延び方
3章 社会なしに生きられないが、社会だけでは生きるに値しない
4章 自律と自立を手にするための学習
5章 絶望を冗長化させる
あとがき
Author
尹 雄大 Yoon Woong-Dae
1970年神戸市生まれ。インタビュアー&ライター。政財界人やアスリート、アーティストなど約1000人に取材し、その経験と様々な武術を稽古した 体験をもとに身体論を展開している。主な著書に『さよなら、男社会』(亜紀書房)、『異聞風土記 1975-2017』『親指が行方不明』(以上、晶文社)、『モヤモヤの正体』(ミシマ社)、『脇道にそれる』(春秋社)など。
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