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小さなころ怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書について……デビューから書き続けた「本」にまつわるエッセイを一冊に。新たに5本を追加収録! 芥川賞作家である著者初の書評集。解説=島本理生。
[出版社より]
著 者|村田沙耶香
出版社|朝日新聞出版[朝日文庫]
定 価|690円+税
判 型|文庫判
頁 数|272
ISBN|9784022650245
初 版|2021年12月
Contents
本について
剥製の感触——『バンビの剥製』鈴木清剛
いびつに変化する嫉妬——『星へ落ちる』金原ひとみ
夏の夜の感触——『夏の夜の夢』岡本かの子 ほか
書く、読む、自著について
空想から明朝体、小説へ
柔らかいためのお守り
女子だけの思春期の欠片 ほか
新しく食べた本について
無限に何かが起きている日常——『三の隣は五号室』長嶋有
私の偏愛書——『異邦人』アルベール・カミュ
愛している本のこと——『犬身』松浦理英子 ほか
Author
村田 沙耶香 Sayaka Murata
1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部卒。2003年に「授乳」で第46回群像新人文学賞優秀賞受賞。09年『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞、13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で第26回三島由紀夫賞、16年『コンビニ人間』で第155回芥川龍之介賞受賞。
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