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哲学の本質とは何か?
「哲学する」とは、現代においてどのような形をとりうるのか、そしてどのような方向へ育ててゆくべきなのか。独創的な哲学者の思索、歴史上の多様な試み、アカデミズムに限らない場所づくりなど、知の営みを再活性化するために「哲学」を「哲学をつくる」という原初的な姿において捉え直す。
[編集部より]
出版社|青土社
定 価|1,500円+税
判 型|A5変型判/並製
頁 数|230
ISBN|978-4-7917-1434-6
初 版|2020年07月
Contents
特集*哲学のつくり方――もう一つの哲学入門
【討議】
偶然性と多元性――この世界に存在するさまざまな思索のかたち / 千葉雅也+山口尚
【私はいかにして哲学をつくったのか、あるいはつくりつつあるのか】
オブジェクト指向存在論の発見 / グレアム・ハーマン(訳=浅沼光樹)
たとえ哲学ではないとしても / 入不二基義
スコラ哲学の森の中で――ハビトゥスとしての哲学 / 山内志朗
私にとって哲学とは何をすることか / 森岡正博
哲学への取り組み方について四つの質問に応答する / 青山拓央
哲学はスイングバイによって思考の深宇宙へ飛び立つ / 飯盛元章
私の哲学遍歴 / 岩内章太郎
試みる / 永井玲衣
【哲学をつくる場をつくる】
哲学とは何か――子ども性・対話・愛 / 河野哲也
もしも哲学がコミュニケーションであるのなら / 三木那由他
日々の哲学のかたち――哲学のエクゼルシスの場としてのブログ / 黒田昭信
哲学で開業する――哲学プラクティスが拓く哲学と仕事の閾 / 堀越耀介
筋トレでスッキリできない人の哲学のつくり方 / 原田まりる
【哲学をつくること、その歴史上の刺激的な試み】
つくる哲学に向けて――ソフィストと哲学者の間再考 / 納富信留
フリードリヒ・シュレーゲルの共同哲学の方法――文献学の哲学と生成の概念、そして命題の中の多元論的な世界 / 胡屋武志
キェルケゴールと哲学――〈哲学〉の誠実さ、あるいは生き方としての哲学について / 鈴木祐丞
小説のつくり方、哲学のつくり方――ミシェル・アンリの場合 / 村松正隆
わたし、変換器――怖れ知らずの哲学序説 / 横田祐美子
哲学の孤独と喧騒――ドゥルーズとガタリの共同作業を再評価する / 小林卓也
AIで哲学する/AIと哲学する / 松井哲也
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【特別掲載】
「ポスト2・24」のロシアはファシズム国家か? / マルレーヌ・ラリュエル(訳=浜由樹子)
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【連載●「戦後知」の超克●第一九回】
柄谷行人における「世界史」の問い方 2――その「起源」と「構造」 / 成田龍一
【連載●社会は生きている●第二回】
社会の生態を──序論2 / 山下祐介
【連載●タイミングの社会学●第一九回】
根こぎ 3――タイミングが合わないこと / 石岡丈昇
【研究手帖】
一九世紀フィンランドにおける国民形成 / 吉田眞生子
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