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ロシア・アヴァンギャルド——未完の芸術革命

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現代芸術はどこから始まったのか。

抽象絵画という意味でカンディンスキーや、それ以前の予兆的存在としてセザンヌを名指しする方法もあるが、時代全体のうねりとシンクロして発生から消滅までを歩んだ初の現代芸術運動といえは、ロシア・アヴァンギャルド運動ということになるだろう。

旧い価値観への死刑宣告であるかのごとく誕生し、社会主義革命と協調してそのプロパガンダを担い、やがてスターリン主義のなかで弾圧・粛清の対象となっていく。もっとも激しく展開したこの芸術運動を追うことで、現代史そのものを読むことができる。マヤコフスキー、メイエルホリド、マレーヴィチなどの芸術家たちの活動を年代史的に描き出し、広く読まれた名著(Parco出版 1985年1刊)。
[出版社より]


著 者|水野忠夫
出版社|筑摩書房[ちくま学芸文庫]
定 価|1,600円+税
判 型|文庫版/並製
頁 数|432

ISBN|978-4-480-51189-8
発 行|2023年06月


Contents
1 “革命”まで―ロシア未来主義とフォルマリズムの成立
ロシア未来主義の出発
立体未来派グループの登場
「絵画そのもの」の探求へ
詩的言語と絵画の冒険
“モスクワ言語学サークル”と“オポヤズ”
方法としての芸術

2 十月革命と芸術
ロシアの赤い宴

3 “革命”以後―レフは何を目指したか
「レフ」のプログラム
「生産主義者」の理論
十月革命後の“オポヤズ”
“レフ”の実践

4 “革命”と“芸術”の死―メイエルホリドと演劇の十月
演劇の十月
ビオメハニカ
メイエルホリド劇場の命運

5 結び
未完の芸術革命


Author
水野 忠夫 Tadao Mizuno
1937-2009年。中国吉林市生まれ。早稲田大学文学部露文科卒業、早稲田大学文学部教授を経て、同名誉教授。専攻、20世紀ロシア文学・ロシア文化。著書に『マヤコフスキイ・ノート』『囚われのロシア文学』、訳書に『ロシア・フォルマリズム文学論集1・2』、ショーロホフ『静かなドン』、シクロフスキー『散文の理論』などがある。

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