

海とサルデーニャ
¥1,540 税込
残り1点
なら 手数料無料で 月々¥510から
別途送料がかかります。送料を確認する
¥5,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
五官と魂が震える旅。
一九二一年一月、作家は妻を伴い、シチリアからサルデーニャへと旅立つ。躍動感溢れる筆致で描かれる孤高の島の自然と人々。五官を震わせる名紀行。
「薄曇りの夜空のひろがるその下で、はるかかなたイオニア海の水平線に、金属が溶けあうように曙光がさしはじめた。よしと、一杯の紅茶とトーストのかけらを飲みこんだ」。
1921年1月、作家は妻“女王蜂”を伴い、居住していたシチリアからサルデーニャに向けて旅立つ。近代化のさなかにあっていまだ野性味を残す島の自然と人々。市場の野菜。山々を行く汽車とバス。だがこの島にも第一次世界大戦後の世情が影を落とし……。作家は確かな直感と観察によって、旅の跡を活き活きと書き綴る。本文庫では原書初版で削除された箇所を復元。ロレンス文学の頂点と評される傑作旅行記を名訳で。
[出版社より]
著 者|D. H. ロレンス
訳 者|武藤浩史
出版社|筑摩書房[ちくま学芸文庫]
定 価|1,400円+税
判 型|文庫判/並製
頁 数|368
ISBN|978-4-480-51283-3
発 行|2025年02月
Contents
1 パレルモまで
2 海
3 カリアリ
4 マンダス
5 ソルゴノへ
6 ヌーオロへ
7 テッラノーヴァへ、そして汽船
8 帰る
訳者あとがき
文庫版訳者あとがき
Author
D. H. ロレンス David Herbert Lawrence
1885-1930年。炭坑の「採炭請負人」の息子として生まれ、南仏ヴァンスで亡くなる。20世紀イギリス文学を代表する作家。『恋する女たち』『息子と恋人』『チャタレー夫人の恋人』『羽毛ある蛇』など12作の長篇小説を始め、数多くの中・短篇小説、戯曲、紀行文、評論・エッセイを遺した。
Translator
武藤 浩史 Hiroshi Muto
1958年東京生まれ。英国ウォリック大学大学院博士課程修了。慶應義塾大学名誉教授。専門は英文学。
-
レビュー
(0)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥1,540 税込