

啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語
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西洋なんて存在しなかった?
近代知の起源とされる「啓蒙思想」は、ヨーロッパ貴族のサロンではなく、じつはマダガスカルの海賊と女性たちの社会実験によって創造されたのではないか。海賊王国の知湧き心躍る「本当の」歴史をたどり直し、自由、国家、民主主義をめぐる無数の常識をくつがえす。グレーバー生前最後の著作。
[出版社より]
著 者|デヴィッド・グレーバー
訳 者|酒井隆史
出版社|岩波書店
定 価|2,400円+税
判 型|四六判/上製
頁 数|230
ISBN|9784000616850
発 行|2025年04月
Contents
序 文 (とびきり)ラディカルな啓蒙主義
第一部 マダガスカル北東部の海賊と偽王
海賊がマダガスカルにやってきた
掠奪品の問題
サントマリーの実体経済
実在のリバタリアⅠ──アンブナヴラ
さらなる偽王、ジョン・プランタン
年代にかんするいくつかの問題
第二部 マダガスカル人の目に映った海賊の来訪
アブラハムの子孫たちに抗する性革命?
政治のコマとしての女性
女商人と魔法のお守り
家内の諸事象
軍事的権力と性的権力の対立について
第三部 海賊の啓蒙
発端の状況
最初の挑戦
大カバリ
誓約儀礼
王になったラツィミラフ
英雄たちの戦い
宮廷と王国、そしてザナマラタの台頭
結 論 実在のリバタリアⅡ──ベツィミサラカ連合
地 図
海賊と啓蒙の時系列
訳者あとがき
文献注
参考文献
Author
デヴィッド・グレーバー David Graeber
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス人類学教授.単著に『負債論──貨幣と暴力の5000年』『ブルシット・ジョブ──クソどうでもいい仕事の理論』,共著に『万物の黎明──人類史を根本からくつがえす』など.「ハーパーズ・マガジン」「ガーディアン」「バフラー」などの新聞雑誌に寄稿.思想家・活動家としても名高く,ズコッティ公園の集会をオキュパイ・ウォールストリート運動につなげた.2020年9月2日死去.
Translator
酒井 隆史 Takashi Sakai
1965年生まれ.大阪公立大学教授.専門は社会思想,都市史.著書に『通天閣』(青土社,サントリー学芸賞),『暴力の哲学』『完全版 自由論』(ともに河出文庫),『賢人と奴隷とバカ』(亜紀書房)など.訳書にデヴィッド・グレーバー『負債論』(共訳,以文社),『官僚制のユートピア』(以文社),『ブルシット・ジョブ』(共訳,岩波書店),グレーバー+デヴィッド・ウェングロウ『万物の黎明』(光文社),ピエール・クラストル『国家をもたぬよう社会は努めてきた』(洛北出版)など.
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