ヴァインランド
¥4,620
1984。夏の朝。いまだ元妻への思いを断ち切れぬ中年ダメ男ゾイド・ホイーラーと、母を求める14歳の娘プレーリーの運命が動き出す。巨大なシステムに追われながら〈時〉と対峙することになるとも知らずに——。ピンチョン全作品中屈指のリーダビリティ、満載のギャグ。圧倒的なドライヴ感を醸し出す改訳決定版、ついに登場。
[出版社より]
著 者|トマス・ピンチョン
訳 者|佐藤良明
出版社|新潮社
定 価|4,200円+税
判 型|四六変型判/上製
頁 数|624
ISBN|978-4-10-537210-1
発 行|2011年10月
Contents
ヴァインランド
ヴァインランド案内 佐藤良明
訳者あとがき
Author
トマス・ピンチョン Thomas Pynchon
1963年『V.』でデビュー、26歳でフォークナー賞に輝く。第2作『競売ナンバー49の叫び』(1966)は、カルト的な人気を博すとともに、ポストモダン小説の代表作としての評価を確立、長大な第3作『重力の虹』(1973)は、メルヴィルの『白鯨』やジョイスの『ユリシーズ』に比肩する、英語圏文学の高峰として語られる。1990年、17年に及ぶ沈黙を破って『ヴァインランド』を発表してからも、奇抜な設定と濃密な構成によって文明に挑戦し人間を問い直すような大作・快作を次々と生み出してきた。『メイスン&ディクスン』(1997)、『逆光』(2006)、『LAヴァイス』(2009)、そして『ブリーディング・エッジ』(2013)と、刊行のたび世界的注目を浴びている。
Translator
佐藤 良明 Yoshiaki sato
1950年生まれ。フリーランス研究者。東京大学名誉教授。専門はアメリカ文化・ポピュラー音楽・英語教育。代表的著書に『ラバーソウルの弾みかた』。訳書にグレゴリー・ベイトソン『精神の生態学』、ボブ・ディラン『The Lyrics』(全2巻)など。〈トマス・ピンチョン全小説〉では7作品の翻訳に関わっている。