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小説で愉しむ「病」と「悩み」の処方箋。
『百年の孤独』、『華氏451度』、『秘密の花園』、『老人と海』、『一九八四年』、『嵐が丘』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ねじまき鳥クロニクル』...。古今東西の名作文学作品があなたの悩みに効く「薬」になる!(かもしれない)。
[出版社より]
著 者|エラ・バーサド、スーザン・エルダキン
訳 者|金原瑞人・石田文子
出版社|フィルムアート社
定 価|2,000円+税
判 型|四六変型判
頁 数|424
ISBN|978-4-8459-1620-7
初版|2017年6月
[本書に収録されている作品の例]
インフルエンザにかかったときは… →『アクロイド殺害事件』アガサ・クリスティ
月曜の朝が憂鬱なときは… →『ダロウェイ夫人』ヴァージニア・ウルフ
死ぬのがこわいときは… →『ホワイト・ノイズ』ドン・デリーロ/『百年の孤独』ガルシア゠マルケス
腹が立ったときは… →『老人と海』アーネスト・ヘミングウェイ
花粉症のときは… →『海底二万里』ジュール・ヴェルヌ
無職のときは… →『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹
楽観的すぎるときは… →『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ
つま先をぶつけたときは… →『若い藝術家の肖像』ジェイムズ・ジョイス
憎しみを感じるときは… →『一九八四年』ジョージ・オーウェル
重い病気ではないかと心配なときは… →『秘密の花園』バーネット
逃げ出したくなったときは… →『走れウサギ』ジョン・アップダイク
歯が痛いときは… →『アンナ・カレーニナ』トルストイ
復讐したいときは… →『嵐が丘』エミリー・ブロンテ
思春期の悩みがあるときは… →『キャッチャー・イン・ザ・ライ』J・D・サリンジャー
嘘をついてしまうときは… →『贖罪』イアン・マキューアン
周囲に溶けこめないときは… →『かもめのジョナサン』リチャード・バック
Author
エラ・バーサド Ella Berthoud、スーザン・エルダキン Susan Elderkin
エラ・バーサドとスーザン・エルダキンは25年前にケンブリッジ大学の学生だったときに出会い、その時からお互いに小説を贈り合うことを始めた。2008年から、二人でロンドンを拠点とする「The School of Life」というカルチャーセンターで読書療法(ビブリオセラピー)のサービスを開始し、世界中のクライアントに書籍を処方している。
エルダキンは、小説家、旅行ライター、文芸創作講座の教師、『ファイナンシャル・タイムズ』紙のフィクション担当の書評家として活動。夫と息子とともに米コネチカット州で暮らす。バーサドは、英サセックスで夫と3人の娘とともに暮らし、裏庭の小屋で絵を描いている。
Translator
金原瑞人 Mizuhito Kanehara
1954年、岡山市生まれ。法政大学社会学部教授。翻訳家。英米の古典からヤングアダルト、ノンフィクションまで、訳書は本書でちょうど500冊目となる。近訳書に、リオーダン『オリンポスの神々と7人の英雄』、スカロウ『タイムライダーズ』などの人気シリーズをはじめ、ヴォネガット『国のない男』、シアラー『骨董通りの幽霊省』、ユスフザイ『わたしはマララ』、グリーン『アラスカを追いかけて』、モーム『月と六ペンス』など多数。著書に『サリンジャーに、マティーニを教わった』『翻訳のさじかげん』など、また日本の古典翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』『真景累ヶ淵』などがある。
石田文子 Fumiko Ishida
1961年、大阪府生まれ。大阪大学人間科学部卒業。金原氏に師事して翻訳関係の仕事にたずさわる。訳書にドイル『シャーロック・ホームズの冒険』『名探偵シャーロック・ホームズ』、アーバイン『小説タンタンの冒険』、シアラー『スノー・ドーム』、ハプティー『オットーと空飛ぶふたご』、ローズ『ティモレオン』(共訳)、アームストロング『カナリーズソング』(共訳)、カリー『天才たちの日課』(共訳)などがある。京都府在住。
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