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心と脳は同じものなのか。心はすべて物理的な理論で説明がつくのか。心と脳はなぜ「サイクリングと自転車」の関係に似ているのか――。『世界はなぜ存在しないのか』で「世界」を論じた気鋭の哲学者がつぎに切り込むのは「心」。脳科学全盛の時代に、実存主義と心の哲学をつなげ、21世紀のための新たな存在テーゼを提示する。
[出版社より]
著 者|マルクス・ガブリエル
訳 者|廣瀬覚
出版社|岩波書店
定 価|800円+税
判 型|新書判
頁 数|222
ISBN|9784004318224
初版|2020年1月
Contents
序 論 穏健な自然主義と、還元論への人間主義的抵抗……………ジョスラン・マクリュール
第1章 新実存主義――自然主義の失敗のあとで人間の心をどう考えるか……………マルクス・ガブリエル
第2章 ガブリエルによる論駁……………チャールズ・テイラー
第3章 心は「存在する」のか?……………ジョスラン・ブノワ
第4章 人間の生とその概念……………アンドレーア・ケルン
第5章 四人に答える……………マルクス・ガブリエル
原 注
訳 注
訳者あとがき
文献一覧
Author
マルクス・ガブリエル Markus Gabriel
1980年生まれ。史上最年少の29歳で、200年以上の伝統を誇るボン大学の哲学科・正教授に。西洋哲学の伝統に根ざしつつ、「新しい実在論」を提唱して世界的に注目される。また、著書『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)は世界中でベストセラーとなった。NHKBS『欲望の資本主義』シリーズへの出演で話題に。他著書に『「私」は脳ではない』(講談社選書メチエ)、『新実存主義』(岩波新書)、『神話・狂気・哄笑』(S・ジジェク他との共著、堀之内出版)など。
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