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左派ポピュリズムのあとの、ラディカル・デモクラシーの未来とは?
いま私たちが目撃しているのは、むしろ複数の敵対性、すなわち社会のいたるところで、いたるところから、これまで自明視されていた基礎付けに異議を申し立てる「アンタゴニズムス」にほかならない――。気鋭の政治学者による民主主義論。
[出版社より]
著 者|山本圭
出版社|共和国
定 価|2,700円+税
判 型|四六判
頁 数|280
ISBN|978-4-907986-68-1
初 版|2020年02月
Contents
はじめに——アンタゴニズムの時代
第一章 マルクスを別の仕方で相続すること──ポスト・マルクス主義とは何か
第二章 政治と精神分析の未来
第三章 嫉妬・正義・民主主義
第四章 来たるべき公共性──アレントの身体とゾーエーの複数性
第五章 とりあえず連帯すること──ジュディス・バトラーの民主主義論について
第六章 ポスト・ネイションの紐帯のために
第七章 左派ポピュリズムのあとで
第八章 アゴニズム再考──ポスト基礎づけ主義と民主主義
あとがき
Author
山本 圭 Kei Yamamoto
1981年、京都府に生まれる。立命館大学法学部准教授。専攻は、現代政治理論、民主主義論。名古屋大学・大学院国際言語文化研究科単位取得退学、博士(学術)。
著書に、『不審者のデモクラシー─ラクラウの政治思想』(岩波書店、2016年)、共編著に、『政治において正しいとはどういうことか――ポスト基礎付け主義と規範の行方』(勁草書房、2019)、『〈つながり〉の現代思想─社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析』(明石書店、2018)、『ポスト代表制の政治学─デモクラシーの危機に抗して』(ナカニシヤ出版、2015)、訳書に、シャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』(共訳、明石書店、2019)、ヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト─ラカン派精神分析と政治理論』(共訳、岩波書店、2017)、エルネスト・ラクラウ『現代革命の新たな考察』(法政大学出版局、2014)、などがある。
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