『プロレス少女伝説』『同性愛者たち』『かくしてバンドは鳴りやまず』を収録。井田真木子を知るにはまずここから。
44歳の若さでこの世を去ったノンフィクション作家、井田真木子。その主要作品が死後初めて復刊となります。大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した「プロレス少女伝説」、傑作「同性愛者たち」、遺作「かくしてバンドは鳴りやまず」他単行本初収録となるエッセイや処女詩集など。伝説の作家、井田真木子の真髄に触れる充実の著作集。
[出版社より]
著 者|井田真木子
装 丁|川名潤(Prigraphics)
出版社|里山社
定 価|3,000円+税
判 型|四六判
頁 数|576
ISBN|978-4-907497-01-9
初版|2014年7月
Contents
・『プロレス少女伝説』(90年かのう書房)〝心が折れる〟という言葉を生み出したプロレス・ノンフィクション不朽の名作。クラッシュギャルズ全盛期、女子プロレス界特有の慣習に馴染めず苦闘する、神取忍ほか不器用な3人の異邦人レスラーの成長を追いながら、日本固有の「ウチ」と「ソト」の感覚を浮き彫りにする。
・『同性愛者たち』(94年文藝春秋)同性愛をカミングアウトする人も稀だった90年代初頭。「同性愛」を正面から世の中に問うた7人の男性同性愛者たちの青春群像劇。恋愛とセクシャリティの本質を問い直す傑作。
・『かくしてバンドは鳴りやまず』(02年リトル・モア)トルーマン・カポーティとランディ・シルツ、カール・バーンスタインとボブ・ウッドワード他に迫ったノンフィクション作家論であり、井田の壮絶な人生論。
・『池田大作 欲望と被虐の中で』テリー伊藤・佐高信著『お笑い創価学会』(光文社文庫)収録の創価学会論
・19歳の頃の処女詩集『雙神の日課』、単行本初収録となる、俳優・本木雅弘の真実を探るルポほかエッセイ12篇!
別刷付録
解説:関川夏央/弔辞:柳田邦男/インタビュー:神取 忍
Author
井田 真木子 Makiko Ida
1956年7月19日神奈川県生れ。慶應義塾大学文学部哲学科卒。フリーライターを経て2冊目の著書となる『プロレス少女伝説』で91年大宅壮一ノンフィクション賞、92年『小蓮の恋人』で講談社ノンフィクション賞を受賞。その他同性愛者たち』『十四歳』『かくしてバンドは鳴りやまず』など。2001年3月14日肺水腫により死去。享年44歳。また2015年「デラックスプロレス」誌の連載を収録した『井田真木子と女子プロレスの時代』(イースト・プレス)が刊行。
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