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アートを通してサステナブルな生(ライフ)を再考するために。
日本で10年ぶりの大規模個展「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」公式図録。
氷、水、光、サステナビリティ、都市への介入──本展のための新作、日本初公開の作品を多数収録し、「エコロジーへの気づきとサステナビリティの実践への提案」をテーマに新たなオラファー・エリアソンの姿を映し出す決定的作品集。
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“エコロジーを思索する、現代のダ・ヴィンチ”オラファー・エリアソン。日本で10年ぶりの大規模個展「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」の公式図録となる本書は、本展覧会のタイトルが冠された新作《ときに川は橋となる Sometimes the river is the bridge》をはじめ、本展のために制作された多数の新作のほか、エリアソンの代名詞とも言える光や水、霧を使った代表的な作品を一堂に収録。日本語で刊行される初めての作品集であり、まさに「オラファー・エリアソン入門」に最適な1冊です。
「エコロジーとサステナビリティ」をテーマにした本展覧会には、分断され、不透明で先行きの見えない世界において、私たちがどのようにふるまい、生活をし、世界との関係性を築き直せるのかという、エリアソンのアクチュアルで真摯な眼差しが込められています。
この問題意識からなる、知覚体験を揺さぶり固定概念の枠を組み替えていく多彩な作品の豊富な図版のほか、本展キュレーターの長谷川祐子による論考と、オラファー・エリアソン・スタジオのメンバーによる「サステナビリティ」を考えるための提言、さらにエリアソンと哲学者のティモシー・モートンとの対談が収録されます。
[出版社より]
著 者|オラファー・エリアソン
出版社|フィルムアート社
定 価|3,200円+税
判 型|B5判・並製
頁 数|200
ISBN|978-48459-2000-6
初 版|2020年3月
Contents
[ 図版 ]
ときに川は橋となる
[ テキスト ]
未来に歩いて入っていったら歓迎された
──オラファー・エリアソンとティモシー・モートンの対話
14名が考えるスタジオ・オラファー・エリアソンのサステナビリティ計画
未来を聴くアーティスト オラファー・エリアソン
──エコロジーの実践としてのアート
長谷川祐子
[ 付録 ]
オラファー・エリアソンによる謝辞
主要日本語参考文献
略年譜
出品作品リスト
Author
オラファー・エリアソン Olafur Eliasson
1967年、コペンハーゲン(デンマーク)生まれ。現在、ベルリンとコペンハーゲンを拠点に活動。アイスランドとデンマークで生まれ育ち、1989年から1995年までデンマーク王立美術アカデミーで学ぶ。1995年、ベルリンに渡り、スタジオ・オラファー・エリアソンを設立。スタジオは現在、技術者、建築家、研究者、美術史家、料理人等、100名を超えるメンバーで構成されている。2014年、建築家のセバスチャン・ベーマンと共同でスタジオ・アザー・スペーシズを設立。
光や水、霧などの自然現象を新しい知覚体験として屋内外に再現する作品を数多く手がけ、世界的に高く評価されている。テート・モダン(ロンドン)で発表した《ウェザー・プロジェクト》(2003年)やニューヨークのイースト川に人工の滝を出現させたパブリックアート・プロジェクト(2008年)等、大規模なインスタレーションで広く知られている。近年は、電力にアクセスできない地域に住む人びとに届けられる携帯式のソーラーライト「リトルサン」(エンジニアのフレデリック・オッテセンと共同開発)や、グリーンランドから溶け落ちた巨大な氷を街なかに展示することで人びとに気候変動を体感させる《アイス・ウォッチ》(地質学者のミニック・ロージングとの共同プロジェクト)といった社会的課題をめぐる取り組みにも力を注いでいる。
日本での主な個展は原美術館(2005年、東京)、金沢21世紀美術館(2009-10年、石川)がある。
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