SOLD OUT
私が去った席に、次に来るあなたへ。
——ひそやかで確かなつながりのメッセージ
職場でのあらゆるハラスメントに疲れきり、常日頃、屋上から身を投げたいという衝動に駆られる“私”。拠り所は三人の女の先輩だけ。ある日、先輩たちから渡されたのは、古くから受け継がれてきた絶望から抜け出すための「呪文書」だったが……(「屋上で会いましょう」)。
結婚・離婚・ハラスメント・突然死——。
現代の女性たちが抱えるさまざまな問題や、社会に広がる不条理を、希望と連帯、やさしさとおかしさを織り交ぜて、色とりどりに描く9作品を収録。韓国文学を代表する人気作家チョン・セラン、初めての短編集。
[出版社より]
著 者|チョン・セラン
訳 者|すんみ
出版社|亜紀書房
定 価|1,600円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|320
ISBN|978-4-7505-1652-3
初 版|2020年06月
Contents
・ウェディングドレス44
・ヒョジン
・ご存じのように、ウニョル
・屋上で会いましょう
・ボニ
・永遠にLサイズ
・ハッピー・クッキー・イヤー
・離婚セール
・ヒタイとスナ
・あとがき
・訳者解説
Author
チョン・セラン Chung Serang/정세랑
1984年ソウル生まれ。編集者として働いた後、2010年に雑誌『ファンタスティック』に「ドリーム、ドリーム、ドリーム」を発表してデビュー。
13年『アンダー、サンダー、テンダー』(吉川凪訳、クオン)で第7回チャンビ長編小説賞、17年に『フィフティ・ピープル』(斎藤真理子訳、亜紀書房)で第50回韓国日報文学賞を受賞。
純文学、SF、ファンタジー、ホラーなどジャンルを超えて多彩な作品を発表し、幅広い世代から愛され続けている。
他の小説作品に『保健室のアン・ウニョン先生』(斎藤真理子訳、亜紀書房)
『地球でハナだけ』『八重歯が見たい』『声を差し上げます』などがある。
Translator
すんみ
翻訳家・ライター。早稲田大学大学院文学研究科修了。
訳書に『あまりにも真昼の恋愛』(キム・グミ、晶文社)、共訳書に『北朝鮮 おどろきの大転換』(リュ・ジョンフン他、河出書房新社)、『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』(イ・ミンギョン、タバブックス)などがある。
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