SOLD OUT
小説であり、詩であり、戯曲でもあるような散文への挑戦。国際的な注目を浴びる劇団「解体社」や、舞踏家・目黒大路のために書いた作品など、書き下ろしを含む6篇を収録した、出色のドラマツルグ・佐々木治己の第一作品集!
[出版社より]
「流行のスタイルに飲み込まれることなく、時代に寄り添って静かに格闘してきた佐々木さんの軌跡を、本書は静かに堪能できる。これは貴重な機会だろう」
——武富健治[文芸漫画家 『鈴木先生』]
「かつて聞いたことのない音が、この戯曲たちから響いて来る」
——福田善之[劇作家・演出家 『日本の悪霊』]
著 者|佐々木治己
出版社|共和国
定 価|3,000円+税
判 型|四六判/上製
頁 数|256
ISBN|978-4-907986-05-6
発 行|2015年02月
Contents
1
黒門児童公園
私たちは何をしているのか分からないが何かをしている。
ゴーレム以後
2
蛙(喜劇作者アリストパネスの午後)
お前は俺を殺した
「あなた」へ(あとがきにかえて)
解説:打ち棄てられた人々とともに(高橋宏幸)
Author
佐々木 治己 Katsumi Sasaki
1977年、北海道に生まれる。劇作家、ドラマトゥルグ、演出家。2001年、60億人のための演劇<<自動焦点を旗揚げ、十三作品を上演する。また、M. S. A. collection(「メカニカル・メカニスム」、「私たちは何をしているか分からないが何かをしている。」作/演出)、ハイナー・ミュラー/ザ・ワールド(「ヘラクレス13」演出)、舞踏作品『大鴉』(構成/演出)などに参加。2006年に劇団解散後、TAGTAS に所属する。OM─2(「リビング」)や、劇団解体社(「お前は俺を殺した」「黒門児童遊園」等)へのテクスト提供のほか、ドラマトゥルグとして SPAC『此処か彼方処か、はたまた何処か?』に関わるなど、国際的に注目を浴びる表現者として活動している。
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