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資本主義がもたらす破滅的な危機を避けるため、いまこそテクノロジーの恩恵を人々の手に。万人に贅沢(ラグジュアリー)を。
めざましい技術革新の果てにあらわれるポスト資本主義社会へ向けた新たな政治=「完全自動のラグジュアリーコミュニズム」の構想。
資本主義リアリズム、加速主義を超えて、イギリスの若手ジャーナリスト、アーロン・バスターニが新しい未来を提示する。
[出版社より]
「ほんとに技術革新で贅沢なコミュニズムができるの? 「脱成長コミュニズム」への挑戦!」
——斎藤幸平
原 書|Fully Automated Luxury Communism
著 者|アーロン・バスターニ
訳 者|橋本智弘
出版社|堀之内出版
定 価|2,700円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|360
ISBN|978-4-909237-43-9
刊 行|2021年01月
Contents
序文 未来を求める六人の人物
【第一部】楽園のもとの混沌
第一章 大いなる無秩序
第二章 三つの断絶
第三章 「完全自動のラグジュアリーコミュニズム」とは何か?
【第二部】新たな旅人たち
第四章 完全な自動化――労働におけるポスト欠乏
第五章 無限の動力――エネルギーにおけるポスト欠乏
第六章 天空の掘削――資源におけるポスト欠乏
第七章 運命を編集する――老いと健康におけるポスト欠乏
第八章 動物なしの食物――栄養におけるポスト欠乏
【第三部】楽園の発見
第九章 大衆からの支持――ラグジュアリー・ポピュリズム
第一〇章 根本原理――新自由主義との決別
第一一章 資本主義国家の改革
第一二章 FALC――新たな始まり
訳者あとがき 橋本智弘
Author
アーロン・バスターニ Aaron Bastani
ジャーナリスト。Novara Mediaの共同創設者・編集主任。ロンドン大学にて博士号取得。ニューメディア、社会運動、政治経済などを研究分野としてVice、Guardian、London Review of Books、New York Timesなどに執筆、BBCやSky Newsでコメンテーターとして出演。
Translator
橋本 智弘 Tomohiro Hashimoto
一橋大学言語社会研究科博士課程在学中。ケント大学英文科修士課程修了(MA in Postcolonial Studies)。専修大学、明治大学で非常勤講師。専門は、ポストコロニアル理論・文学。共著に『クリティカル・ワード 文学理論』(フィルムアート社)、『バイリンガルな日本語文学』(三元社)、『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち――いま読みたい38人の素顔と作品』(青月社)。
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