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現代世界を支配してきた機能的な均質空間の支配に抗して,著者は新しい「場」の理論を構想する.工学的な知識はもとより,哲学,現象学,仏教学などの知見を駆使,長年にわたる集落調査の成果にも依拠して,著者は設計の現場から21世紀の建築は「様相」に向かうというテーゼを発信する.著名な建築家の手になる野心的な哲学的著作.1988年サントリー学芸賞〔芸術・文学〕.
[出版社より]
著 者|原広司
出版社|岩波書店[岩波現代文庫]
定 価|1,520円+税
判 型|文庫判・並製
頁 数|334
ISBN|9784006001902
発 行|2007年12月
Contents
序
均質空間論
〈部分と全体の論理〉についてのブリコラージュ
境界論
機能から様相へ
〈非ず非ず〉と日本の空間的伝統
岩波現代文庫版のためのあとがき
参考文献
人名索引・事項索引
Author
原 広司 Hiroshi Hara
1936年神奈川県に生まれる.建築家.東京大学名誉教授.1970年代に世界の集落調査に従事.また80年代以降の創作活動の中軸にある「多層構造モデル」は国の内外で大きな反響を呼んだ.主な著書に『建築に何が可能か』(学芸書林),『集落への旅』(岩波新書),『集落の教え 100』(彰国社),編著に『住居集合論I・II』(鹿島出版会)がある.
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