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芸術から「いま―ここ」という一回性の「アウラ」が消滅する複製技術の時代にあって、写真はどのような可能性をはらみ、どのような使命を課せられなければならなかったのか?
写真史を考えるとき、だれもが必ず引用する基本文献―ヴァルター・ベンヤミンの「写真小史」。初期写真から1930年代の作品までを通観したこの傑作エッセイに、そこで言及されているブロースフェルト、アジェ、ザンダーらの写真多数と、関連論文を加えて再編集。20世紀最高の批評家による写真論が目で見てわかる実証的な一冊。
[出版社より]
著 者|ヴァルター・ベンヤミン
訳 者|久保哲司
出版社|筑摩書房[ちくま学芸文庫]
定 価|1,200円+税
判 型|文庫判
頁 数|288
ISBN|978-4-480-08419-4
初 版|1998年04月
Contents
写真小史(ヴァルター・ベンヤミン)
カール・ブロースフェルト『芸術の原形』への序(カール・ニーレンドルフ)
ウジェーヌ・アジェ『写真集』への序(カミーユ・レヒト)
顔、映像、それらの真実について(アルフレート・デーブリーン)
Author
ヴァルター・ベンヤミン Walter Benjamin
1892(Berlin)~1940年(PortBou)。20世紀ドイツの最も異彩を放つ思想家・批評家。きわめて緻密で繊細な文体をもつ卓越した文章家。青年運動の只中で思想形成期を迎え、ユダヤ神秘主義、観念論的弁証法、マルクス主義的歴史哲学等の影響を受ける。激動の時代状況とアクチュアルにまたラディカルに切り結びながら、同時に近代もしくはモデルネの原史(Urgeschichte)を見据え続けた。亡命行の途上でみずから命を絶った。
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