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ロングセラー『水中の哲学者たち』で話題沸騰。対話する哲学者・永井玲衣、待望の最新刊。
見ることは、わたしを当事者にする。
共に生きるひとにする。
世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。
この世界と向き合うための哲学エッセイ。
ー
わたしはどうやら、時間が流れていくにしたがって、何かが消えるとか、失われるとか、忘れられるということがおそろしいらしい。
ここに書かれたもの。その何倍もある、書かれなかったもの。
でも決してなくならないもの――。
生の断片、世界の欠片は、きかれることを待っている。じっとして、掘り出されることを待っている。
[出版社より]
著 者|永井玲衣
出版社|講談社
定 価|1,700円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|288
ISBN|978-4-06-536172-6
初 版|2024年07月
Contents
よくわからない話
たまたま配られる
誰かの記憶
夏だから
届く
奥
「はずでした」
来て
間違える
枯れ葉
哲学モメント
いい感じ
かわいい
想像と違う
かくれる
適切な保存
はらう
余計な心配
適切な説明
書けない〔ほか〕
Author
永井 玲衣 Rei Nagai
人びとと考えあう場である哲学対話を幅広く行っている。せんそうについて表現を通し対話する、写真家・八木咲との「せんそうってプロジェクト」、後藤正文らを中心とするムーブメント「D2021」などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)。第17回「わたくし、つまりNobody賞」を受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
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