加速主義——ニック・ランドと新反動主義 増補新版
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加速主義——ニック・ランドと新反動主義 増補新版

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トランプ政権とシリコンバレーに霊感を与える加速主義を解剖する。

21世紀のリベラルな価値観に否を突きつけて存在感を示したアンダーグラウンドな思想潮流・新反動主義——。その影響圏は哲学からネットカルチャー、テクノロジーまで多岐にわたる。「暗黒啓蒙」によって新反動主義と交叉接続された加速主義はアメリカの政権中枢やシリコンバレーのテックエリートが信奉する一大ムーブメントとなり、世界を大きく変えつつある。

本書はその理論的中枢となった3人の重要人物ーーニック・ランド、ピーター・ティール、カーティス・ヤーヴィンの思想を剔抉するとともに、その影響下で大望を抱くイーロン・マスクやJ・D・ヴァンスの言動を繙く。現代思想界に話題を呼んだ『ニック・ランドと新反動主義』、6年の時を経て増補再刊。
[出版社より]


著 者|木澤佐登志
出版社|講談社[星海社新書]
定 価|1,300円+税
判 型|新書判
頁 数|320

ISBN|9784065416952
発 行|2025年11月


Contents
新版まえがき

新反動主義の継承者、J・D・ヴァンス
ダークエルフの台頭とブロトピア
アメリカはもはや偉大ではない
トップダウンかボトムアップか
権威主義的リバタリアンの台頭
国家を解体する
プラットフォームの皇帝たち

はじめに

1 ピーター・ティール
2 暗黒啓蒙
3 ニック・ランド
4 加速主義
5 加速主義:再考

あとがき
新版あとがき
参考文献


Author
木澤 佐登志 Satoshi Kizawa
文筆家。1988年生まれ。思想、インターネット文化、ポップカルチャー、アングラカルチャーなどを領域横断的に渉猟した執筆活動を行っている。著書に『ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち』(イースト・プレス)、『失われた未来を求めて』(大和書房)、『闇の精神史』(早川書房)、『終わるまではすべてが永遠 崩壊を巡るいくつかの欠片』(青土社)、共著に『闇の自己啓発』(早川書房)がある。
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