SOLD OUT
ふつうモノクロでしか見ることのできない昭和30年代の日本を、カラー写真で記録していた人物がいた。アメリカ出身、日本と日本の鉄道をこよなく愛する元祖「カラー撮り鉄」、J・ウォーリー・ヒギンズ。駐留米軍軍属として来日後、国鉄の顧問に。日本全国をくまなく訪問し、趣味の鉄道写真を中心に、当時としては超贅沢なカラーフィルムで日本の風景を多数撮影してきた。
半世紀以上の歳月を経て、今なお色褪せない最上質のコダクロームの6000枚の中から、選りすぐりの382枚を、当時の思い出話とともに公開する。鉄道写真に写り込んだ、生活感あふれる風景ポートレートの数々には、東京五輪を前に激変する東京の様子や、今では失われてしまった懐かしい地方の町の風景、人々の様子が記録されている。
[出版社より]
著 者|J・ウォーリー・ヒギンズ
出版社|光文社[光文社新書]
定 価|1,500円+税
判 型|新書判/並製
頁 数|456
ISBN|9784334043759
初 版|2018年10月
Contents
はじめに――自己紹介
【東京編】
山手線沿線
◇コラム:東京の夜景/コラム:米軍のいる風景
中央線沿線
◇コラム:東京タワー
地下鉄沿線
◇コラム:新幹線のテストラン
私鉄沿線
◇コラム:東京の子どもたち
東京東部・島部
◇コラム:台風一過
【各地方編】
北海道
◇コラム:布団・洗濯物のある風景
東北地方
◇コラム:東日本の子どもたち
北陸地方
◇コラム:漁師たち
関東地方
◇コラム:農作業
中部・東海地方
◇コラム:行楽(レジャー)
近畿地方
◇コラム:電車を飾る「花電車」
中国地方
◇コラム:西日本の子どもたち
四国地方
◇コラム:集合写真
九州地方
【テーマ別写真集】
運ぶ/モノレール/危ない!/SL/働く人たち/
面白い看板/危険な鉄橋/季節の行事
Author
J・ウォーリー・ヒギンズ
1927年米国ニュージャージー州生まれ。コルゲート大学卒業、ミシガン大学で修士課程修了後、56年に初来日。58年に本格的に来日以降、日本に在住する。国鉄の顧問を務め、現在はJR東日本国際事業本部顧問。東京都在住。日本全国をくまなく巡り、当時貴重だったカラーフィルムで鉄道写真を撮り続ける。2007年度日本写真協会賞特別賞受賞。著書に『発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 路面電車編/東日本私鉄編/西日本私鉄編/国鉄編』『発掘カラー写真 昭和30年代乗物のある風景 東日本編/西日本編』『発掘カラー写真 昭和40年代鉄道風景 東日本編/西日本編』(以上、JTBパブリッシング)など多数。海外の鉄道写真も撮影し、日・米・英などで出版している。
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