SOLD OUT
各所に秘蔵されていた膨大な製作時の未公開写真・ノート類など新発見資料や生々しい記録、記事スクラップなどを作品ごとに集大成し、それぞれ詳細に解説。また別途映画本編についての詳細な解説を付し、さらにそれぞれの時代についての大島渚本人の回想をも加えて贈る、大島映画の根本資料にして時代の記念碑。戦後日本映画史研究に必備の書。2021年キネマ旬報映画本大賞・第1位受賞。
[出版社より]
監 修|大島渚プロダクション
編 著|樋口尚文
出版社|国書刊行会
定 価|12,000円+税
判 型|B5判/上製
頁 数|820
ISBN|978-4-336-07202-3
初 版|2021年12月
Contents
第一章 出生から学生時代、そして撮影所へ
第二章 ヌーヴェル・ヴァーグの旗手として
『愛と希望の街』
『青春残酷物語』
『太陽の墓場』
『日本の夜と霧』
【アルバム】生涯の伴走者、小山明子
第三章 松竹退社と模索の季節
『飼育』
『天草四郎時貞』
『忘れられた皇軍』とテレビドキュメンタリー
『小さな冒険旅行』とPR映画
『アジアの曙』とテレビドラマ
『悦楽』
『ユンボギの日記』
第四章 独立プロ・創造社の挑戦
『白昼の通り魔』
『忍者武芸帳』
『日本春歌考』
『無理心中 日本の夏』
『絞死刑』
『帰って来たヨッパライ』
『新宿泥棒日記』
『少年』
『東京战争戦後秘話』
『儀式』
『夏の妹』
【アルバム】作家の肖像
*《センターカラー・未公開カラーショット集》
第五章 創造社の解散と国際的活躍
『愛のコリーダ』
『愛の亡霊』
『戦場のメリークリスマス』
『マックス、モン・アムール』
第六章 大島映画の美的参謀、戸田重昌
【アルバム】各国の映画人との交流
第七章 幻の企画と晩年
未実現企画の数々
未実現企画『日本の黒幕』
未実現企画『ハリウッド・ゼン』
『御法度』
幻の出演作 テオ・アンゲロプロス作品『憶えているかい、君は』
【アルバム】闘病、そして逝去
大島渚略年譜
人名索引
おわりに
Editor
樋口 尚文 Naofumi Higuchi
映画評論家、映画監督。著作に『秋吉久美子 調書』(秋吉久美子共著・筑摩書房)、『実相寺昭雄 才気の伽藍――鬼才映画監督の生涯と作品』(アルファベータブックス)、『万華鏡の女――女優ひし美ゆり子』(ひし美ゆり子共著・筑摩書房)、『黒澤明の映画術』(筑摩書房)、『「砂の器」と「日本沈没」――70年代日本の超大作映画』(筑摩書房)、『大島渚のすべて』(キネマ旬報社)などがある。
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