SOLD OUT
アメリカン・グラフィック・ノヴェルの旗手による不器用で、奇妙で、愛おしい人々の人生模様――。〈アート・ブック×コミック×純文学〉を達成した最新作品集。
突如アートに目覚める植木職人の理想と現実、ポルノ女優そっくりの顔で悩む娘の告白、口下手なのにスタンダップ・コメディアンを目指す少女とその父の葛藤……現代で最も才能あるグラフィック・ノヴェリストの一人エイドリアン・トミネが、6通りのビジュアル・語り口で繊細かつ鮮烈に描く、静かに胸に突き刺さる6つの人生の物語。オールカラー愛蔵版で登場! 解説=クリス・ウェア。
[出版社より]
「彼の描く20コマには、小説家が一生かけて描くよりも多くのアイデアが詰まっている」
——ゼイディー・スミス
「純文学寄りの漫画家として、ひそかに願う――「そういう本」を創りたい、と。そういう本とは、普段漫画を読まない、文学好きの人にも届く本。事前に説明や釈明をしなくても、作品の姿勢や人間性、複雑さを通して、雄弁に語る本のことだ。エイドリアン・トミネの『キリング・アンド・ダイング』は、ついに登場した「そういう本」なのかもしれない。僕はこの本に度肝を抜かれ、勇気づけられている」
——クリス・ウェア
著 者|エイドリアン・トミネ
訳 者|長澤あかね
出版社|国書刊行会
定 価|3,400円+税
判 型|B5変型判/上製
頁 数|128
ISBN|978-4-336-06167-6
初 版|2017年05月
Author
エイドリアン・トミネ Adrian Tomine
1974年カリフォルニア生まれ。現在ブルックリン在住の日系4世。カリフォルニア大学バークレー校では英語文学を専攻。コミック作家として〈オプティック・ナーヴ〉シリーズを描き続けるかたわら、イラストレーター、アーティストとしても活躍。インディーバンドのアルバムジャケットから「ニューヨーカー」誌の表紙まで数多く手掛ける。著書に32 Stories(1998)『スリープウォーク』(98、邦訳プレスポップ刊)、Shortcomings(2007)などがある。
Translator
長澤 あかね Akane Nagasawa
関西学院大学社会学部卒業。広告代理店に勤務したのち、通訳を経て翻訳者に。訳書にニーナ・ルヴォワル『銀幕に夢をみた』(PHP研究所)、ミック・オシェイ『ワン・ダイレクション・ノー・リミット』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、トム・シャドヤック『恐れと真実の対話 生命の取扱説明書(トリセツ)』(講談社)などがある。
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