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ノーベル文学賞受賞!
アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。
生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。文庫化にあたり、訳者の斎藤真理子による「『すべての、白いものたちの』への補足」、平野啓一郎による解説「恢復と自己貸与」を収録。
[出版社より]
「ハン・ガン作品、どれから読んだらいいかわからない……という方には、個人的には『すべての、白いものたちの』をお勧めしたいです。詩のように淡く美しく、それでいて強く心をゆさぶる名作です」
ーー岸本佐知子
著 者|ハン・ガン
訳 者|斎藤真理子
出版社|河出書房新社[河出文庫]
定 価|850円+税
判 型|文庫判/並製
頁 数|200
ISBN|978-4-309-46773-3
初 版|2023年02月
Author
ハン・ガン 한강 / Han Kang
1970年生まれ。韓国の作家。邦訳著書に『菜食主義者』(李箱文学賞、ブッカー賞受賞)『少年が来る』『ギリシャ語の時間』『すべての、白いものたちの』『回復する人間』『引き出しに夕方をしまっておいた』等。
Translator
斎藤 真理子 Mariko Saito
翻訳家。著書に『韓国文学の中心にあるもの』『本の栞にぶら下がる』『曇る眼鏡を拭きながら』(共著)、訳書にチョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』他多数。
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