民主主義の非西洋起源について——「あいだ」の空間の民主主義
¥1,870
国家による統治の外に広がる空間に民主主義の萌芽を見いだし、多種多様な人びとの衝突と対話から立ち上がるもうひとつの世界史を描き出す。「啓蒙の脱植民地化」の出発点にして、最良のグレーバー入門。
[出版社より]
「民主主義は、生身の人間がぶつかり合い、泥臭く生きている空間で立ち上がってきた。必ず読んでおくべき、これからの政治を考えるための一冊」
——ブレイディみかこ
原 書|La démocratie aux marges
著 者|デヴィッド・グレーバー
訳 者|片岡大右
出版社|平凡社[平凡社ライブラリー]
定 価|1,700円+税
判 型|B6変型判/並製
頁 数|216
ISBN|9784582770117
発 行|2026年04月
Contents
序論
第一章 「西洋的伝統」という概念の一貫性のなさについて
補足的覚え書き──西洋的眼差しの欺瞞性について
世界システム論を再構成する
第二章 民主主義はアテネで発明されたのではない
第三章 「民主主義的理想」の発生について
第四章 相互になされる回収
「影響論争」──アメリカ民主主義とイロコイ諸族
終わりなき再創設の営みとしての伝統
アフリカのフェティシズムと社会契約の理念
中国とヨーロッパ国民国家
結論 国家の危機
民主主義と国家の不可能な結合
原注
訳注
フランス語版のためのまえがき アラン・カイエ
【付録】 惜しみなく与えよ──新しいモース派の台頭 D・グレーバー
「あいだ」の空間と水平性──以文社版訳者あとがき(二〇二〇年)
六年後の春に──平凡社ライブラリー版に寄せて
書誌
Author
デヴィッド・グレーバー David Graeber
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス人類学教授.単著に『負債論──貨幣と暴力の5000年』『ブルシット・ジョブ──クソどうでもいい仕事の理論』,共著に『万物の黎明──人類史を根本からくつがえす』など.「ハーパーズ・マガジン」「ガーディアン」「バフラー」などの新聞雑誌に寄稿.思想家・活動家としても名高く,ズコッティ公園の集会をオキュパイ・ウォールストリート運動につなげた.2020年9月2日死去.
Translator
片岡 大右 Daisuke Kataoka
1974年生まれ。批評家。専門は、社会思想史・フランス文学。