ブルースの歴史
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ブルース研究の最高峰。

1969年ロンドン初版の名著が、97年改訂版にもとづく増補改訳で甦る。ブルースの来歴のみならず、アメリカ社会の激動の近現代史をも描く。人種隔離の19世紀に生い立ち、平等への要求の盛り上がる20世紀を背景に紡がれる、黒人音楽の物語。500点超の貴重写真・図版収録。翻訳は文明評論家・増田悦佐(=米口胡)氏、解説はPヴァイン・レコード創業者の日暮泰文氏と、こよなき布陣でおくる決定版。
[出版社より]


著 者|ポール・オリヴァー
翻 訳|米口胡/増田悦佐
出版社|土曜社
定 価|7,980円+税
判 型|A4変型判/上製
頁 数|208

ISBN|978-4-907511-62-3
発 行|2021年02月[改版]


「何かにつけ、またページを繰ることになるだろう。時代が変わろうともこの本の価値は変わるまい」
——小出斉[レコード・コレクターズ]

「数え切れぬ程この本を開き、幾度となく目当てのテーマを読み返し、本書から限りない楽しみを与えられた。幾多のブルースを聴き親しみ、様々な情報を得ていく毎に本書の新たな楽しみ方が次々と溢れ出すのだった」
——みなべかん[ブルース&ソウル・レコーズ]

「ポール・オリヴァーこそ、ブルースの歴史とその発展研究のまぎれもない第一人者である……この刮目すべき作品は、まさしく書名に違わぬ価値がある」
——ローリング・ストーン誌

「オリヴァーのブルース研究の最高峰であるだけでなく、おそらく、ブルースについて書かれた書物のなかでも群を抜く通史……心から推薦したい」
——フィナンシャル・タイムズ紙

「ブルースの誕生から、地理的分布、また社会的意義、さらには解き明かされざる解釈までをも試み……基本文献としても、心ひく物語としても、その出来映えは見事というほかない」
——デイリー・テレグラフ紙

「情報は満載で、記述は細部にわたり、オリヴァーの数ある著作のなかでも最重要の一冊といえる……ページをめくるたび、ブルースの歴史が、その民族的活力の魅惑もあらわに、読み手の眼前に展開される」
——レコード&レコーディング誌

「いくら褒めても褒め足りない、一生モノの寿ぐべき一冊」
ブルース・ワールド誌

「ある人々(米国黒人)がいて彼らの音楽があり、対象にせまる著者の熱意と鋭い学識とが、こよなき塩梅に結実している」
——リスナー誌

「(ブルースの)歴史が、いきいきと、愛情こめて、真摯に、かつ細部への非凡なこだわりをもって語られる……まさしく宝の宝庫だ」
——メロディ・メイカー誌


Contents
長く暑い夏の日
コトンフィールド・ハラー
泥んこ道を行けば
フロッギーボトムからバックヘッドまで
ベッドの張り板もなにもかも
ラビット・フットとトビー・タイム
ストラティン・ザット・シング
ウォーキング・ザ・ベイシズ
どこに行っても苦しい時代
シカゴ・ブレークダウン
ミシシッピにもどると
トラヴェリン・メン――旅芸人たち
スト破りナンバー・ワン
キング・ビスケットの時間
ブルースと悩み

ミュージック・イグザンプル(譜例)
定期刊行物、単行本、ディスコグラフィー

解説 日暮泰文
索引


Author
ポール・オリヴァー Paul Hereford Oliver
ブルース研究者、建築史家。1927年、英国ノッティンガムに生まれる。青年期からブルースの音源・書物の蒐集を開始し、51年に最初の署名記事を発表。以来『Blues Fell This Morning』(60年)『ブルースと話し込む』(65年)『Screening the Blues』(68年)『ブルースの歴史』(69年)『Blues Off the Records』(84年)などの著作を発表し、世界のブルース研究を牽引する。アフリカン・アメリカン・ミュージックの起源と発展をめぐるインタヴュー、現地調査、蒐集資料などは英国グロスターシャー大学が《ポール・オリヴァー・コレクション》として保管する。なお、97年には『Encyclopedia of Vernacular Architecture of the World』全三巻を発表するなど建築史への貢献も多大。

Translator
米口 胡 Ebisu Yoneguchi
本名:増田悦佐(ますだ・えつすけ)。1949年12月生まれ。射手座。一橋大学経済学部修士課程終了。米国ジョンズ・ホプキンズ大学(経済学部=歴史学部)博士課程単位取得退学後、日本に帰り約20年間外資系証券会社で建設・住宅・不動産業界の株式アナリストを務めたあと、著述業に専念し現在に至る。代表作に『クルマ社会 7つの大罪』『奇跡の日本史』(ともにPHP研究所)、『内向の世界帝国 日本の時代がやってくる』(NTT出版)、『夢の国から悪夢の国へ』(東洋経済新報社)、『新型コロナウイルスは世界をどう変えたか』『デフレ救国論』(ともにビジネス社)、『お江戸日本は世界最高のワンダーランド』(講談社プラスα新書) などがある。ポピュラーミュージック、ポピュラーカルチャー関連では、著書に『アイドルなき世界経済』(ビジネス社)、『日本型ヒーローが世界を救う』(宝島社)があり、村尾陸男著・訳『ジャズ詩大全』1~12巻と別巻『クリスマスソング特集』では校閲を務めた。

Commentary
日暮 泰文 Yasufumi Higurashi
東京・新宿生まれ。慶大卒。中高生のときブラック・ミュージックに心酔し、1967年以降日本でのブルースへの関心を高めるために活動、音楽誌へ寄稿する。75年にブルース・インターアクションズ(Pヴァイン・レコード)を創業。著書に『ノイズ混じりのアメリカ――ブルース心の旅』(80年)『のめりこみ音楽起業』(2010年)『RL――ロバート・ジョンスンを読む』(11年)。
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