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教育鼎談 子どもたちの未来のために

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未来の世代に、どのような教育を手渡すべきか——。

なぜ学校は変わらないのか、ゆとり教育で学力は低下したのか、不登校をなくすためには? 学びの現場、行政の現場で昭和・平成の教育と向き合った3人が、未来が求める教育を説く「開眼の書」。
[出版社より]


著 者|内田樹・寺脇研・前川喜平
出版社|ミツイパブリッシング
定 価|1,800円+税
判 型|四六判・並製
頁 数|254

ISBN|978-4-907364-25-0
初 版|2022年04月


Contents
Ⅰ いつの時代もゆとりはつぶされてきた
単位制は高校を変えたか/なぜ学校は変わらないのか/「丸投げ」か「自由」か/「ゆとりはよかった」という子どもたち/小学校の先生は総合学科に向いている/ゆとり教育で学力は低下したのか/「ゆとり」とブルシット・ジョブ/伊那小詣で現象/アクティブ・ラーニングのマニュアル化?/不登校をなくすために大切なこと/教師にはフリーハンドを/大人を信じられない子どもたち/いつの時代も「ゆとり」はつぶされてきた/教育とは太古的なシステムである

Ⅱ 学校教育は缶詰工場ではない
学校以外は義務教育にあらず/私立校は廃止の予定だった?/オルタナティブスクールの子どもは不登校扱い/大検はむずかしかった/高一の数Ⅰ必修問題/バイパスがあると学校に来なくなる?/フィンランド騒動/大学の淘汰と文部行政/学校選択するなら一国二制度?/地域に高校が一つしかない子どものために/高等教育一〇年計画は失敗だったのか/大学進学率の頭打ち/高学歴一辺倒の終わり~進路の多様化/大学が専門教育機関に/誰が学校教育の理念を決めるのか/臨教審のパラドックス/教育基本法の精神にのっとる/消えたユニバーシティカウンシル/公設民営の学校/学校教育は缶詰工場ではない

Ⅲ 学術は公共のもの
学術会議の任命拒否/学者と大学人は違う/学術は公共のもの/反知性主義の見分け方/「七人の侍」と「ワイルドスピード」/加速する自由権の侵害/公共の福祉と「考え、議論する道徳」/軍事研究と学術会議廃止論/手塚治虫と公共性/画一化か個性化か/新幹線授業と落ちこぼれ/吹きこぼれの子どもの学び/学校はお店ではない

Ⅳ 自由化のもとで起きていること
教育と市場原理/格付けと多様性は共存できない/評価のための評価/スケープゴートになった大学/日本版ディグリー・ミル/看護学校と看護学部/医学教育と生涯学習/多様な進路を作る/医者になった大リーガー/ブルシット・ジョブとエッセンシャル・ワーク/認可寸前だった森友学園/加計学園の真相/新設薬学部はどうなったか/合併特例債というからくり

Ⅴ 学校を中心に未来を描く
令和の新合併論/高校を自治体の核にする/オープンな学校へ/地域で学校を見守る/廃校を決めるのは誰か/オンライン講義の利点/共同体は時間を超える/短期的な株式会社モデル/方言教育の変遷/教科書採択と地方分権/戦後新制高校が目指したもの/外国語は英語以外でもいい/なぜ教育への公助を嫌うのか/「子どもたちをよろしく」/コロナ下の子ども政策/厚労省の学習支援/子どもの好きにさせればいいじゃない/子どもを公助で支える/高校無償化と学習権の保障/子どもに休息を、学校に余白を


Author
内田 樹 Tatsuru Uchida
1950年東京生まれ。思想家・武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。専門はフランス現代思想、教育論、武道論、映画論など。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学院人文科学研究科博士課程中退。著書に『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書、第6回小林秀雄賞)、『日本辺境論』(新潮新書、2010年新書大賞)他多数。第3回伊丹十三賞受賞。

寺脇 研 Ken Terawaki
1952年福岡市生まれ。映画プロデューサー、映画評論家、落語評論家、京都造形芸術大学客員教授。東京大学法学部卒業。1975年文部省(当時)入省。初等中等教育局職業教育課長、広島県教育委員会教育長、高等教育局医学教育課長、生涯学習局生涯学習振興課長、大臣官房審議官、文化庁文化部長を歴任。2006年退官。著書に『国家の教育支配がすすむ 〈ミスター文部省〉に見えること』(青灯社)、『危ない「道徳教科書」』(宝島社)他多数。

前川 喜平 Kihei Maekawa
1955年奈良県生まれ。東京大学法学部卒業。79年文部省(当時)入省。文部科学省大臣官房長、初等中等教育局長、文部科学審議官などを経て、2016年文部科学事務次官に就任。2017年1月退官。現在は自主夜間中学のスタッフとして活動する他、講演や執筆も行う。著書に『面従腹背』『権力は腐敗する』(共に毎日新聞出版)他多数。

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