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photographers’ gallery press no.14 「人類館」の写真を読む

¥ 2,750

ギャラリー機関誌『photographers’ gallery press』の最新号、第14号。

2017年、「学術人類館」で撮影された写真が3枚、新たに発見されました。1903年に大阪で開催された第五回内国勧業博覧会の場外余興であったこの施設では、北海道・沖縄・台湾・インド・アフリカなどから集められた人々が展示されましたが、その内容をめぐって抗議活動が行われ、社会問題化しました。第五回勧業博は、台湾という植民地を足がかりに版図を広げていく日本を体現するような「帝国のショーケース」であり、日本における万博の起源ともいえる博覧会でした。

本誌では、人類館についての論考と欧米の博覧会で盛んに行われていた〈人間の展示〉をテーマにした誌面キュレーションを収録しています。そのほかに、第二次世界大戦中のアメリカにおける日系人強制収容所を記録した宮武東洋の写真、日本統治時代の台湾が収められた『臺灣寫眞帖』から60頁を収録するなど、残された記録写真から私たちは何を読み解き、現在へと受け継ぐことができるのか、様々な分野の識者による論考とともに探ります。
[編集部より]

発行|photographers’ gallery
発行責任|北島敬三
編集責任|岸幸太
デザイン|纐纈友洋
定価|2,500円+税
判型|B5判・並製
ページ数|360
ISBN|978-4-907865-31-3
刊行|2019年12月

Contents
[論考]「人類館」の写真を読む *図版80点掲載!  小原真史

[誌面キュレーション]帝国のショーケース:博覧会と〈人間の展示〉 *図版112点掲載!  小原真史

[邦訳]見世物—野蛮の発明  パスカル・ブランシャール、ジル・ボエッチュ、ナネット・ヤコマイン・スヌープ|橋本一径訳

[収録]フェティシズムとアニミズムの間にある写真—石内都と写真による死者への生命付与 《日仏対訳》  橋本一径
La photographie entre le fétichisme et l’animisme :Miyako Ishiuchi et une animation photographique des morts  Kazumichi Hashimoto《written in French》

[収録]「何もしない男」の系譜としての写真史—シェリー・レヴィーンを手がかりに  橋本一径、倉石信乃、北島敬三

[論考]風景以後—北島敬三の写真  倉石信乃

[論考]カオナシの街から─顔と出会うこと(2)  東琢磨

[写真]PARK CITY Ⅱ  笹岡啓子

[収録]『臺灣寫眞帖』 60頁!

[論考]「写真100年」展再考—置き去りにされた日本統治時代の台湾写真《日中対訳》  侯鵬暉
重思「寫真100年」展―被遺忘的日本統治時代的台灣寫真  侯鵬暉《written in Chinese》

[論考]宮武東洋の複数のポジション《日英対訳》  ダニエル・アビー|久後香純訳
Toyo Miyatake’s Positions  Daniel Abbe《written in English》

[論考]風に吹かれる種─砂澤ビッキ考  中村絵美

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