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ショーペンハウアーとともに

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《世界が変わる哲学》がここにある!

現代フランスを代表する作家ウエルベックが、19世紀ドイツを代表する哲学者ショーペンハウアーの「元気が出る悲観主義」の精髄をみずから詳解。その思想の最奥に迫る! 

***

本書『ショーペンハウアーとともに』は単なる注釈書ではない。一つの出会いの物語でもある。二十五から二十七歳のころ――つまり、一九八〇年代半ば――ミシェル・ウエルベックは、パリの市立図書館でほとんど偶然に『幸福について』を借りた。「当時、私はすでにボードレール、ドストエフスキー、ロートレアモン、ヴェルレーヌ、ほとんどすべてのロマン主義作家を読み終わっていたし、多くのSFも知っていた。聖書、パスカルの『パンセ』、クリフォード・D・シマックの『都市』、トーマス・マンの『魔の山』などは、もっと前に読んでいた。私は詩作に励んでもいた。すでに一度目の読書ではなく、再読の時期にいる気がしていた。少なくとも、文学発見の第一サイクルは終えたつもりでいたのだ。ところが、一瞬にしてすべてが崩れ去った」。衝撃は決定的だった。若者は、熱に浮かされたようにパリ中を駆け巡り、『意志と表象としての世界』を見つけ出す。それは、彼にとって「世界で最も重要な書物」となった。そして、この新たな読書はさらにすべてを「変えた」。

私の知る限りでは、いかなる哲学者もアルトゥール・ショーペンハウアーほどすぐさま心地よく元気づけてくれる読書を提供してくれる者はいない。「書く技術」の問題ではないし、この手のジャンルに見られる饒舌でもない。それは公衆に向って発言しようというほどの勇気をもつ者ならばあらかじめ同意書にサインすべき前提条件のようなものだ。『反時代的考察』第三篇は、ショーペンハウアーを否定する少し前に書かれたものだが、そこでニーチェは、この哲学者の深い誠実さ、廉直さ、正直さを賞賛している。ショーペンハウアーの声の調子、その一種の粗野な善良さについて名調子で語り、それを読めば読者は名文家や文体に凝る連中に対して嫌悪感を覚えるだろうと述べる。これこそ、広い意味での本書の目的である。(本文より)
[出版社より]


著 者|ミシェル・ウエルベック
訳 者|澤田直
出版社|国書刊行会
定 価|2,300円+税
判 型|A5変型判/並製
頁 数|152

ISBN|978-4-336-06355-7
初 版|2019年6月


Contents
序文  ある革命の物語 (アガト・ノヴァック=ルシュヴァリエ)
     幼年時代から抜け出せ、友よ、目覚めるのだ!
第1章 世界は私の表象である
第2章 事物に注意深い眼差しを向けよ
第3章 生への意志はこのように客体化される
第4章 世界という劇場
第5章 人生をどう生きるか 私たちは何者なのか
第6章 人生をどう生きるか 私たちがもっているもの
     訳者あとがき (澤田直)


Author
ミシェル・ウエルベック Michel Houellebecq
1958年、フランス領レユニオン生まれ。世界で最もセンセーショナルな作家の一人。国立パリ=グリニョン農業学院卒業。1991年、初の著書である『H・P・ラヴクラフト』を刊行。詩集やエッセイなどを発表する傍ら、1994年に小説第一作『闘争領域の拡大』を出版。その挑戦的な作風から、カルト的な人気を得るようになる。1998年に長編SF『素粒子』を発表し、フランス読書界を瞬く間に席巻、30ヵ国語以上に翻訳される。ついで、『ランサローテ島』、『プラットフォーム』、『ある島の可能性』と、次々に話題作を発表し、いずれもゴンクール賞にノミネートされる。2010年に『地図と領土』でゴンクール賞を受賞する。そして、2015年に近未来小説『服従』、2017年『ショーペンハウアーとともに』を発表。最新作は2019年の『セロトニン』。

アガト・ノヴァック=ルシュヴァリエ
パリ・ナンテール大学准教授。高等師範学校修了、大学教授資格者、パリ第3大学文学博士(博士論文は「小説における演劇性、スタンダールとバルザック」)。専攻、フランス19世紀文学。著書に『ミシェル・ウエルベック 慰めの術』(ストック社)。雑誌『カイエ・ド・エルヌ ミシェル・ウエルベック特集号』の責任編集者。

Translator
澤田 直 Nao Sawada
立教大学文学部教授。1959年、東京生まれ。パリ第1大学博士課程修了(哲学博士)。専攻、フランス語圏文学、現代思想。著書に『〈呼びかけ〉の経験———サルトルのモラル論』(人文書院)、『ジャン゠リュック・ナンシー』(白水社)、編著に『サルトル読本』(法政大学出版局)、訳書にサルトル『真理と実存』『言葉』(以上、人文書院)、ベルナール゠アンリ・レヴィ『サルトルの世紀』(藤原書店、共訳、第41回日本翻訳出版文化賞)、フィリップ・フォレスト『さりながら』(白水社、第15回日仏翻訳文学賞)、フェルナンド・ペソア『新編 不穏の書、断章』(平凡社)などがある。

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