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病と障害と、傍らにあった本。

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病や障害の名でくくれない、固有の症状や想い。誰かと分かち合うことのできない時間、傍らにあった本とは——。

病や障害の名前ではひとくくりにできない、その実情。それゆえにその只中にいる人は、心身のつらさのみならず、誰とも分かち合えない想いに孤独に陥りがちになる。そんな時、外の世界と自分の内とを繋ぐ「窓」となる本は、あったのか。12人の当事者、介護者による、本と病と障害と、生きることにまつわる書き下ろしエッセイ集。
[出版社より]


出版社|里山社
定 価|2,000円+税
判 型|四六判・上製
頁 数|256

ISBN| 978-4-907497-12-5
初 版|2020年10月


Contents
[ 本を知る ]
齋藤陽道  母の絵日記 
頭木弘樹  本嫌いが病気をして本好きになるまで 
岩崎航   病をふくめた姿で 

[ 本が導く ]
三角みづ紀 物語に導かれて 
田代一倫  写真と生活 
和島香太郎 てんかんと、ありきたりな日常 

[ 本が読めない ]
坂口恭平  ごめん、ベケット 
鈴木大介  本が読めない。 

[ 本と病と暮らしと ]
與那覇潤  リワークと私―ブックトークがあった日々 
森まゆみ  体の中で内戦が起こった。―原田病と足るを知る暮らし― 

[ 本と、傍らに ]
丸山正樹  常にそこにあるもの 
川口有美子 それは、ただ生きて在ること


Author
齋藤 陽道 Harumichi Saito
写真家。生まれつき聞こえに障害がある感音性難聴と診断を受ける。二〇一〇年に写真新世紀優秀賞受賞。二〇一一年、写真集『感動』、二〇一九年『感動、』(いずれも赤々舎)刊行。二〇一三年、ワタリウム美術館にて個展「宝物」開催。エッセイ集に二〇一八年刊行『声めぐり』(晶文社)、『異なり記念日』(医学書院)他多数。

頭木 弘樹 Hiroki Kashiragi
文学紹介者。大学三年の二十歳のときに潰瘍性大腸炎を患い、十三年間の闘病生活を送る。著書に『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)、『絶望読書―苦悩の時期、私を救った本』(河出文庫)、『食べること出すこと』(医学書院)他多数。

岩崎 航 Wataru Iwasaki
詩人。三歳の頃に筋ジストロフィーを発症。現在は胃ろうからの経管栄養と人工呼吸器を使い、在宅医療や介護のサポートを得て自宅で暮らす。著書に詩集『点滴ポール 生き抜くという旗印』、エッセイ集『日付の大きいカレンダー』、二〇一八年、兄の岩崎健一と共著の画詩集『いのちの花、希望のうた』(以上、いずれもナナロク社)刊行。二〇二〇年、第二詩集『震えたのは』刊行予定。

三角 みづ紀 Mizuki Misumi
詩人。大学一年生の頃に膠原病の全身性エリテマトーデスとの診断を受ける。詩集『オウバアキル』『カナシヤル』『隣人のいない部屋』、エッセイ集『とりとめなく庭が』(ナナロク社)刊行。二〇二〇年、詩集『どこにでもあるケーキ』(ナナロク社)刊行。

田代 一倫 Kazutomo Tashiro
写真家。二〇〇六年、福岡市でアジア フォトグラファーズ ギャラリーの設立、運営に参加。同年、三木淳賞奨励賞受賞。韓国、九州で肖像写真を中心に撮影、発表。二〇一〇年に東京、新宿の photographers ‘galleryに拠点を移す。写真集に『はまゆりの頃に 三陸、福島 2011~2013年』(里山社)『ウルルンド』(KULA)。二〇一七年秋より双極性障害を発症。二〇二〇年九月に新潟、砂丘館にて個展開催。

和島 香太郎 Kotaro Wajima
中学三年生の時に、てんかんと診断される。映画監督作に『第三の肌』『小さなユリと 第一章・夕方の三十分』。編集作に坪田義史監督作『だってしょうがないじゃない』。てんかんについて語るポッドキャストラジオ「ぽつラジオ」を開始。

坂口 恭平 Kyohei Sakaguchi
ルポルタージュ、小説、思想書、画集、料理書など多岐にわたるジャンルの書籍、音楽、絵などを発表している。自らの躁鬱病の経験から希死念慮に苦しむ人々との対話を「いのっちの電話」として、自らの携帯電話(〇九〇-八一〇六-四六六六)の番号を公開。『自分の薬をつくる』(晶文社)、『苦しい時は電話して』(講談社新書)、風景画集『Pastel』(左右社)他多数。

鈴木 大介 Daisuke Suzuki
文筆業。四十一歳の時に突然、脳梗塞を発症。身体の麻痺は軽度だったが、その後遺症として記憶障害、認知障害などの高次機能障害が残る。その体験を綴った『脳が壊れた』、『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出』(いずれも新潮新書)、『されど愛しきお妻様 -「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』(講談社)、『「脳コワさん」支援ガイド』(医学書院)、『不自由な脳』(金剛出版)他多数。

與那覇 潤 Jun Yonaha
歴史学者。二〇一四年に双極性障害を発症し、休職を経て離職。自身の体験を踏まえた『知性は死なない』(文藝春秋)、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環と共著、新潮選書)など。その他、『翻訳の政治学』(岩波書店)、『中国化する日本』(文藝春秋、後に文庫化)、『日本人はなぜ存在するか』(集英社、後に文庫化)など。他著書多数。

森 まゆみ Mayumi Mori
作家。季刊の地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊し、地元の人々の聞き書きをベースにした雑誌づくりで地域コミュニティの活性化に貢献。『鷗外の坂』(新潮社)、『『青踏』の冒険:女が集まって雑誌をつくるということ』(平凡社)他著書多数。二〇〇七年、自己免疫疾患である原田病に罹患。『明るい原田病日記―私の体の中で内戦が起こった』(亜紀書房)、縮小社会研究会の松久寛氏との共著『楽しい縮小社会』(筑摩書房)を刊行。近著に『本とあるく旅』(産業編集センター)他。

丸山 正樹 Masaki Maruyama
シナリオライターとして活動。頸椎損傷という重い障害を持つ妻と生活をともにするうち、さまざまな障害を持つ人たちと交流するようになる。次第に、何らかの障害を持った人の物語を書くことを模索。『デフ・ヴォイス』(文藝春秋)(『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』として文庫化(文春文庫))。『龍の耳を君に』(創元推理文庫)、『慟哭は聴こえない』(東京創元社)『刑事何森 孤高の相貌』(東京創元社)他著書多数。

川口 有美子 Yumiko Kawaguchi
ALSに罹患した母の介護体験を記した『逝かない身体――ALS的日常を生きる』(医学書院)で二〇一〇年、第四十一回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他に『末期を越えて』(青土社)、共編著に『在宅人工呼吸器ケア実践ガイド―ALS生活支援のための技術・制度・倫理』(医歯薬出版)などNPO法人さくら会副理事。

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