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中世絵師たちのタロット

¥ 5,280

アンドレ・ブルトンに大きな影響を与え、種村季弘の重要なソースともなったタロット解釈の歴史的名著がついに邦訳なる! スタニスラス・ド・ガイタの慫慂により、ヴィルト自らが、神話世界、天文学、占星術、カバラ、ヘブライ文字、フリーメイソン、錬金術など、多種多様な神秘思想に基づいて制作したタロットに秘められた深遠なる意味が解き明かされる。巻末には貴重な1889年版、切り取って使うことのできる1926年版のカードをオールカラーで収録。序文=ロジェ・カイヨワ
[出版社より]


「“神秘なるタロット”の揺籃はフランス。その聖地で生まれた、タロット教義の源流を辿る貴重な宝の書がついに姿を現した!」
——鏡リュウジ(占星術研究家)


著 者|オズヴァルド・ヴィルト
訳 者|今野喜和人
出版社|国書刊行会
定 価|4,800円+税
判 型|A5判/上製・函入
頁 数|370

ISBN|978-4-336-06346-5
初 版|2019年06月


Contents
ロジェ・カイヨワによる序文
     亡きスタニスラス・ド・ガイタに捧ぐ
     はしがき

第一部 タロット――全体考察および論理的区分の考察

 Ⅰ ― タロットの起源
     遊戯用のカード
     いわゆる『トートの書』
     テラフィム
     実証的データ
     イニシエーションとしてのタロットの価値
 Ⅱ ― タロットの秘密を明らかにする表徴
     〈輪〉
     反対物の類似
     ヤキンとボアズ
     タロットの軸
     アルカナの第一グループ
     解明のための置換
     アルカナの第二グループ
     第三グループ
     最終グループ
     11個のペア
     四項対比
 Ⅲ ― カバラとタロット
     21という数字
     三項の法則
     神智学的操作
     セフィロート
     三×三項
     総合的な三項
     三つの七項
 Ⅳ ― 占星術・天文学とタロット
     黄道十二宮
     黄道十二宮外の星座
     ギリシア天球図の全体的象徴
 Ⅴ ― シンボリズムの諸観念――形体と色彩
     四つの表意記号
     円
     十字
     惑星の記号
     三角形
     四角形
     色彩
 Ⅵ ― タロットとヘブライ文字

第二部 中世の秘められた知恵に関わる22のアルカナのシンボリズム

     象徴の言語
 Ⅰ ― 【奇術師】
 Ⅱ ― 【女教皇】
 Ⅲ ― 【女帝】
 Ⅳ ― 【皇帝】
 Ⅴ ― 【教皇】
 Ⅵ ― 【恋する男】
 Ⅶ ― 【戦車】
 Ⅷ ― 【正義】
 Ⅸ ― 【隠者】
 Ⅹ ― 【運命の輪】
 Ⅺ ― 【力】
 Ⅻ ― 【吊るされた男】
 ⅩⅢ ― 【死神】
 XIIII ― 【節制】
 XV ― 【悪魔】
 XVI ― 【神の家】
 XVII ― 【星】
 XVIII ― 【月】
 XVIIII ― 【太陽】
 XX ― 【審判】
 XXI ― 【世界】
 XXII ― 【狂人】

     要約と総括

 Ⅰ ― 宇宙創成論の概略
 Ⅱ ― タロットから導き出されるイニシエーションの課程
 Ⅲ ― ヘルメス哲学に照らして見たタロット
 Ⅳ ― タロットとフリーメイソンの対応

第三部 占術に応用されたタロット

 Ⅰ ― 想像力
 Ⅱ ― 占いの術
 Ⅲ ― 占術の道具
 Ⅳ ― タロット占い
 Ⅴ ― 託宣の解釈
 Ⅵ ― 解釈の例
 Ⅶ ― 占いの術に関する現実
     結論

補遺 本文に挿入されたパンタクルのシンボリズムに関する概略

     様々なパンタクル
     円、六芒星、〈まんじ〉
     ヘルメス思想
     薔薇十字とフリーメイソン
     占星術
     神話学
     タロット

     索引
     訳者あとがき


Author
オズヴァルド・ヴィルト Joseph Paul Oswald Wirth
1860年スイスのブリエンツで生まれる。画業を営む父から画家の道を勧められるが、ロンドンに出て会計士、後にフランスで文書館員などとして働く。フリーメイソン入団を契機に様々な神秘思想に触れ、メスメリズム(動物磁気説)による病気治療も実践する。パリでスタニスラス・ド・ガイタと出会った後、さらに隠秘学を究め、フリーメイソン内部での宗教的象徴研究をリードして、雑誌『シンボリズム』の発刊にも力を尽くす。ガイタから勧められたタロット制作と研究の成果は『中世絵師たちのタロット』(Le Tarot des Imagiers du Moyen Age, 1927)に結実し、タロットの歴史において重要なエポックとなった。1943年フランス中西部のヴィエンヌ県で死去。

Translator
今野喜和人 Kiwahito Konno
1954年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、静岡大学教授。専攻、比較文学比較文化。
著書に、『啓蒙の世紀の神秘思想―サン=マルタンとその時代』(東京大学出版会、2006)、訳書に、フランソワ・ダゴニェ『面・表面・界面』(法政大学出版局、1990、共訳)、『キリスト教神秘主義著作集17 サン=マルタン』(教文館、1992、共訳)、『十八世紀叢書Ⅹ 秘教の言葉―もうひとつの底流』(国書刊行会、2008、共訳)、[ルイ=クロード・ド・サン=マルタン]『クロコディル―一八世紀パリを襲った鰐の怪物』(国書刊行会、2013)、『中世絵師たちのタロット』(国書刊行会、2019)他がある。

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