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収容所のプルースト

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1939年のナチスとソ連による相次ぐポーランド侵攻。このときソ連の強制収容所に連行されたポーランド人画家のジョゼフ・チャプスキ(1896 - 1993)は、零下40度の極寒と厳しい監視のもと、プルースト『失われた時を求めて』の連続講義を開始する。

その2年後にチャプスキは解放されるが、同房のほとんどが行方不明となるという歴史的事実の過程にあって、『失われた時を求めて』はどのように想起され、語られたのか? 現存するノートをもとに再現された魂の文学論にして、この長篇小説の未読者にも最適なガイドブック。
[出版社より]


著 者|ジョゼフ・チャプスキ
訳 者|岩津航
出版社|共和国
定 価|2,500円+税
判 型|四六変型判
頁 数|228

ISBN|978-4-907986-42-1
初 版|2018年1月


Contents
編者による注記
 
収容所のプルースト
後注
  
ジョゼフ・チャプスキ略年譜
ジョゼフ・チャプスキ著作一覧
 
プルースト、わが救い 訳者解説にかえて 岩津航

グリャーゾヴェツ・ノート ✶ 別丁


Author
ジョゼフ・チャプスキ Joseph Czapski
1896年、ポーランド貴族の息子としてプラハに生まれ、1993年、パリ近郊に沒する。
ポーランドの画家、美術批評家、エッセイスト。
帝政ロシア軍に入隊後、反戦主義を理由に離脱。ポーランドに帰国後、対ソ戦争に従軍。1920年代にパリで絵画修行。1939年、ドイツ軍のポーランド侵攻とともにソ連軍の捕虜となるが、41年に解放される。第二次大戦後は、月刊誌『クルトゥーラ』の編集に参加し、世界各地で個展を開催するなど精力的に活動した。
単著の邦訳は本書が初となる。

Translator
岩津 航 Ko Iwatsu
1975年、大阪府に生まれる。関西学院大学大学院を経て、パリ第四大学博士課程修了、博士(文学)。現在は、金沢大学人間社会学域准教授。専攻は、フランス文学、比較文学。
主な著書に、『死の島からの旅―福永武彦と神話・芸術・文学』(世界思想社、2012)、『近代日本とフランス象徴主義』(共著、水声社、2016)、『文学海を渡る――〈越境と変容〉の新展開』(共著、三弥井書店、2016)など、訳書に、ロマン・ガリ『夜明けの約束』(共和国、2017)、ウーク・チャング『キムチ』(青土社、2007)などがある。

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