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すべては相対的である—世界における私たちの場所も、そしてとりわけ、私たちがここで展示しているようないわゆる現代美術も。昔もこの場所には美術があった。当時その美術は不変のモデルとして永遠に存在し続けるのだと主張していた。しかし、私たちの“現代”美術がやってきて、たちまち古い美術にとってかわった…だが古い美術はどこかへ消え去ったわけではない。それはつねにそこにあり、新しい世代の今日の作品を批判しているのだ…古い美術と現代の美術を矛盾に満ちた形で対置させてみようというのがこのインスタレーションのねらいである。
[出版社より]
出版社|淡交社
定 価|2,000円+税
判 型|A4変型判
頁 数|149
ISBN|978-4473031884
初 版|2004年6月
Contents
観客のインスタレーション ボリス・グロイス
カバコフ、クローゼット、そしてロシア・アヴァンギャルドの終焉 デヴィッド・エリオット
私たちの場所はどこ?
天と地の出会うところ キアラ・ベルトラ
記憶の回廊 鴻野わか菜
15の主要作品 鴻野わか菜編
展覧会カタログ
会期・会場: 2004年5月29日-7月19日 森美術館 (東京)
主催: 森美術館(東京), ケリーニ・スタンパリア財団(ヴェネツィア), 21世紀国立美術館(ローマ)
2003年6月12日-9月7日 ケリーニ・スタンパリア財団 (ヴェネツィア)で開催、2004年11月3日-2005年1月3日に21世紀国立美術館 (ローマ)にも巡回する
一部英文併記
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