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ズボンをはいた雲

¥ 1,047

ぼくの精神には一筋の白髪もない!

戦争と革命に揺れる世紀転換期のロシアに空前絶後の青年詩人が現れる。名は、V・マヤコフスキー。「ナイフをふりかざして神をアラスカまで追い詰めてやる!」と言い放ち、恋に身体を燃やしにゆく道すがら、皇帝ナポレオンを鎖につないでお供させる。1915年9月に友人オシップ・ブリークの私家版として1050部が世に出た青年マヤコフスキー22歳の啖呵が、世紀を越えて、みずみずしい新訳で甦る。入沢康夫序文。日本翻訳家協会特別賞。
[出版社より]


Recommend
「きみはマヤコーフスキイを読んだことがあるかい? そのマヤコーフスキイが廿二歳のとき、《ズボンをはいた雲》という詩を書いたのさ、そして廿二歳ということの意味をかたっているんだ、それを知っているかい?」
——大江健三郎『日常生活の冒険』より

「小笠原訳で目の前に現れた『ズボンをはいた雲』は、私のささやかな先入見を微塵に打ち砕き、底知れぬ魅惑の力で、次へ次へと行を追わせた」
——入沢康夫(詩人)

「全く、こういうものは空前絶後というか、一九一五年当時の「二十二歳の美男子」マヤコフスキーにのみ発生した一種の奇跡みたいな現象で、それ以前には決してなかったし、それ以後の二十世紀が二十一世紀に変っても、当分はあり得ないのではあるまいか」
——小笠原豊樹(詩人・翻訳家)

「革命の詩人の挑発的な躍動感を伝えてすばらしい」
——野村喜和夫(読売新聞、2014年11月18日)

「ランボーが既成の言葉の秩序を組み替えて、破壊し、新たな幻惑を生んだように、マヤコフスキーもまた、時代の停滞した空間をかき乱し、予見的な詩人として登場する」
——世界日報(2014年10月12日)

「四十七年前にこんなかっこいい啖呵が切れたらどんなによかっただろう、と老いていささかの白髪と優しさのぼくは思う」
——池澤夏樹(岩波書店「図書」2014年9月号)

「若気のいたりと自信と性欲と傲慢さと虚勢と、恋と自負と全能感と希望がとにかく全開ですばらしい」
——山形浩生(新・山形月報、2014年6月24日)

「日本の詩は近代以降、このようなユーモアと諧謔の精神を失ったまま袋小路に入っているから、もう一度、彼の仕事をふり返る必要がある」
——佐々木幹郎(熊本日日新聞、2014年6月22日)


著 者|ヴラジミール・マヤコフスキー
訳 者|小笠原豊樹
序 文|入沢康夫
出版社|土曜社[マヤコフスキー叢書]
定 価|952円+税
判 型|ペーパーバック判
頁 数|96

ISBN|978-4-907511-02-9
初版|2014年5月


Contents
一 マヤコフスキー『ズボンをはいた雲』讃(入沢康夫)
二 ズボンをはいた雲 四畳み聖像
三 訳者のメモ(小笠原豊樹)


Author
ヴラジーミル・マヤコフスキー Влади́мир Влади́мирович Маяко́вский
ロシア未来派の詩人。1893年、グルジアのバグダジ村に生まれる。1906年、父親が急死し、母親・姉たちとモスクワへ引っ越す。非合法のロシア社会民主労働党に入党し逮捕3回、のべ11か月間の獄中で詩作を始める。10年釈放、モスクワの美術学校に入学。12年、上級生ダヴィド・ブルリュックらと未来派アンソロジー『社会の趣味を殴る』のマニフェストに参加。13年、戯曲『悲劇ヴラジーミル・マヤコフスキー』を自身の演出・主演で上演。14年、第一次世界大戦が勃発し、義勇兵に志願するも結局、ペトログラード陸軍自動車学校に徴用。

戦中に長詩『ズボンをはいた雲』『背骨のフルート』『戦争と世界』『人間』を完成させる。17年の十月革命を熱狂的に支持し、内戦の戦況を伝えるプラカードを多数制作する。24年、レーニン死去をうけ、叙事詩『ヴラジーミル・イリイチ・レーニン』を捧ぐ。25年、世界一周の旅に出るも、パリのホテルで旅費を失い、北米を旅し帰国。スターリン政権に失望を深め、『南京虫』『風呂』で全体主義体制を諷刺する。30年4月14日、モスクワ市内の仕事部屋で謎の死を遂げる。翌日プラウダ紙が「これでいわゆる《一巻の終り》/愛のボートは粉々だ、くらしと正面衝突して」との「遺書」を掲載した。

Translator
小笠原 豊樹 Toyoki Ogasawara
詩人・翻訳家。1932年、北海道虻田郡東倶知安村ワッカタサップ番外地(現・京極町)に生まれる。東京外国語大学ロシア語学科在学中にマヤコフスキー作品と出会い、52年に『マヤコフスキー詩集』を上梓。56年、岩田宏の筆名で第一詩集『独裁』を発表。66年『岩田宏詩集』で歴程賞。71年に『マヤコフスキーの愛』、75年に短篇集『最前線』を発表。露・英・仏の3か国語を操り、『ジャック・プレヴェール詩集』、ナボコフ『四重奏・目』、エレンブルグ『トラストDE』、チェーホフ『かわいい女・犬を連れた奥さん』、ザミャーチン『われら』、カウリー『八十路から眺めれば』、スコリャーチン『きみの出番だ、同志モーゼル』など翻訳多数。2013年出版の『マヤコフスキー事件』で読売文学賞。14年12月、マヤコフスキーの長詩・戯曲の新訳を進めるなか永眠。享年82。

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