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現代美術界の巨匠デイヴィッド・ホックニーが、美術批評家マーティン・ゲイフォードとの対談を通して有史以来の視覚芸術に通底する表現の本質に迫る。
デイヴィッド・ホックニーによれば、画像(Picture)を用いることは目で見たものを説明する唯一の方法です。しかし、三次元の人物、物、場所などを、二次元の絵画に置き換えるには、どうすればよいのかー。絵筆、カメラ、コンピューター・ソフトウェア用いて描かれた「画像」は、私たちが周囲の世界、ひいては私たち自身をどのように見ているかを理解するにはための大きな手がかりとなります。
本書は、絵画(画像)の歴史を、著名な芸術界の第一人者同士の対話によって叙述したものです。鋭い洞察を備え、自由な思考を促し、現実を表現する様々な方法に関する私たちの理解を深めるのに大いに役立つことでしょう。
[出版社より]
「絵画の歴史は、絵画だけ追っても見えてこない 」
——椹木野衣[美術評論家]
著 者|デイヴィッド・ホックニー、マーティン・ゲイフォード
訳 者|木下哲夫
出版社|青幻舎
定 価|3,500円+税
判 型|B5判・並製
頁 数|368
ISBN|978-4-86152-799-9
初 版|2020年10月
Contents
画像、美術、そして歴史
画像と現実
徴をつける
影とごまかし
時間と空間を描く
ブルネレスキの鏡とアルベルティの窓
鏡と映像
ルネサンス:自然主義と理想主義
紙、絵具、複製される画像
舞台を描く、絵画を上演する
カラヴァッジョとカメラのような目付きの男たち
フェルメールとレンブラント:手、レンズ、そして心
「理性の時代」の真実と美
1839年以前と以後のカメラ
写真、真実、そして絵画
写真を使う絵画、使わない絵画
スナップショットと動く映像
映画とスチル写真
終わりのない画像の歴史
Author
デイヴィッド・ホックニー David Hockney
評論家から高い評価を受け、世界中で高い人気を誇る美術界の第一人者。これまで絵画、素描、舞台装飾、写真、版画などありとあらゆるメディアを駆使して作品を制作し、それぞれの領域を拡大してきた。
マーティン・ゲイフォード Martin Gayford
スペクテイター誌に美術評論を寄稿するかたわら、ゴッホ、コンスタブル、ミケランジェロを主題とする著書で高い評価を得ている。
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