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アニメーションの現場そこは―経営・労働・創造が拮抗する三角形。日本初のカラー長編アニメーションを生み、現在も躍進を続ける東映アニメーション。社内文書や裁判記録等の一次史料を駆使し、人が集い場が醸してきた「文化」に迫る。
[出版社より]
著 者|木村智哉
出版社|日本評論社
定 価|3,200円+税
判 型|A5判/並製
頁 数|368
ISBN|978-4-535-55963-9
発 行|2020年09月
Contents
序章
問題設定
先行研究
方法論と史料
語句の用法
本書の構成
第一章 発足と模索
東映動画発足の背景
初期作品における模索
労働組合の成立
第二章 増産と蓄積
劇場用作品
テレビシリーズ制作とその影響
労使関係
第三章 開花と破綻
長編制作規模の縮小
テレビシリーズの拡大と制作体制の合理化
輸出と合作の実態
経営危機と人員削減
第四章 改革と復興
経営の再建
市場と経営規模の拡大
新人採用の再開へ
補章 東映アニメーションへ
九〇年代以降の作品群
雇用と教育
フィリピン発注の開始と定着
デジタル技術の開発と導入
株式上場
小括
終章
理論との架橋
普遍性と特殊性
今後の課題
Author
木村 智哉 Tomoya Kimura
1980年、千葉県に生まれる。2011年、千葉大学大学院社会文化科学研究科修了。博士(文学)。早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点研究助手、日本学術振興会特別研究員、東京国立近代美術館フィルムセンターBDCプロジェクト客員研究員を経て、現在は玉川大学芸術学部ほかで非常勤講師を勤める。専門はアニメーション史、映像産業史。『東映動画史論―経営と創造の底流』が初の単著となる。
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