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20世紀以降、芸術概念は溶解し、定義や可能性を拡張した新しい潮流が続々と生まれている。アーティストは、差別や貧困のような現実、震災などの破局的出来事とどう格闘しているのか。美術は現代をいかに映し、何を投げかけたか。本書は難解と思われがちな現代美術を、特に第二次世界大戦後の社会との関わりから解説、意義づける。世界中の多くの作家による立体、映像、パフォーマンスなど様々な作品で紡ぐ、現代アート入門。
[出版社より]
著 者|山本浩貴
出版社|中央公論新社[中公新書]
定 価|960円+税
判 型|新書判
頁 数|336
ISBN|978-4-12-102562-3
初 版|2019年10月
Contents
前史―社会的芸術運動の萌芽
第1部 欧米編
拡大された芸術の概念/一九六〇年代~八〇年代
芸術における関係性をめぐって/一九九〇年代~現在
第2部 日本編
ひしめき合う前衛美術/一九六〇年代~八〇年代
「大きな物語の終焉」後の芸術/一九九〇年代~現在
第3部 トランスナショナルな美術史
越境する芸術——戦後ブリティッシュ・ブラック・アート
脱帝国の技法——東アジア現代美術と植民地主義の遺産
美術と戦争―豊かな可能性の裏面として
Author
山本浩貴 Hiroki Yamamoto
1986年千葉県生まれ。2010年一橋大学社会学部卒業。2018年ロンドン芸術大学博士課程修了(PhD)。2013年から2018年までロンドン芸術大学TrAIN研究センターに博士研究員として在籍。韓国・光州のアジア・カルチャー・センター(ACC)でのリサーチ・フェローを経て、現在は香港理工大学デザイン学部ポストドクトラル・フェロー。
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