きみはなぜ、まぶたを閉じて生きると決めたの——。
かつて愛し合い、今は遠く隔たった「私」と「ぼく」。交わす言葉、ぬくもりの記憶、十四通の手紙から、やがて浮かび上がる哀しい秘密に、どこであなたは気づくでしょうか。互いの声に耳を澄まして編み上げた唯一無二の物語。その執筆過程を振り返る著者対談を収録。届くはずのない光をとらえ、偶然が必然に変わる、純水のように豊かな小説世界。
唯一無二の作品の執筆過程を振り返る、文庫版のための著者対談を収録。
[出版社より]
著 者|小川洋子/堀江敏幸
出版社|中央公論新社[中公文庫]
定 価|700円+税
判 型|文庫判
頁 数|312
ISBN|978-4-12-207215-2
初 版|2022年06月
Author
小川 洋子 Yoko Ogawa
1962年、岡山市生まれ。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」により芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞及び本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞
堀江 敏幸 Toshiyuki Horie
1964年、岐阜県生まれ。「熊の敷石」で芥川賞、『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、『正弦曲線』で読売文学賞、『その姿の消し方』で野間文芸賞を受賞。
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