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フレームの外へ 現代映画のメディア批判

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あらゆる画面が我々を囲み、新たな「自然」となりつつある現在。文字情報に奉仕する映像と音に操られてしまわないために、我々はこの環境といかにして向き合うべきか。

フレームの「内」と「外」、画面と音声の関係を軸に、ロッセリーニ、ブレッソン、ゴダール、ストローブ=ユイレ、さらにアメリカや日本の戦後映画をたどり、ロシア、南米、中東などの先鋭的な映画作家まで、「フレームの外へ」と分析の眼差しを向ける、ポスト・トゥルース時代の現代映画論
[出版社より]


著 者|赤坂太輔
出版社|森話社
定 価|2,900円+税
判 型|四六判・上製
頁 数|304

ISBN|978-4-86405-143-9
初版|2019年11月


Contents
序章 「外」の発見に向かって

FRAME-1[イン&アウト──顕微鏡とリレー]
1 現代映画の出発点
2 フレーム内を見続けよ
3 リレー、まなざし、距離
4 方法=映画

FRAME-2[リアルというフレームの行方──「リアリズム」の流れを読む]
1 画質とリアル
2 シュトロハイムと包括的な時間
3 ベッケル/ロッセリーニ
4 ルノワール
5 ヴィスコンティvs ルーシュ

FRAME-3[フレームを閉じることと開くこと]
1 「切り返し」は誘導ツールにすぎないのか
2 ベルイマンの場合
3 ロメールの場合
4 その他のフランス人作家たち
5 カサヴェテスとアルトマン

FRAME-4[想像力は消えた──アメリカ映画史における追跡と撃ち合い]
1 ウォルシュの「追いつけない」追跡
2 古典映画の追跡と撃ち合い
3 ウェルズとアルドリッチ
4 距離の可視化と操られる人々、可能性は?

FRAME-5[「時代劇」から上演の映画へ]
1 時代劇と古い映画
2 オーソン・ウェルズからヌーヴェルヴァーグ以後へ
3 アメリカ映画/西部劇の「上演」
4 リヴェット、ストローブ=ユイレ、フランス・ファン・デ・スターク
5 ルーシュ、クレイマー、マノエル・ド・オリヴェイラとポルトガル映画
6 ローシャ、ベーネ

FRAME-6[『ミュリエル』から『和解せず』へ]
1 時の跳躍
2 時は戻って来ない
3 フレーム内に留まること
4 フレームの外へ
5 暴かれるつなぎ目

FRAME-7[ゴダール、小津から「ソ連映画」へ]
1 ゴダール
2 グリフィス、そして小津の「違和感」
3 一九八〇年代フランス映画の「室内劇」というフレーム、そしてドヴジェンコ
4 ユーリア・ソーンツェワ、ソ連崩壊前後の映画、ロシアの女性作家たち

FRAME-8[闇から浮上する身体へ──メディア批判の視点から見た第二次大戦後の日本映画]
1 明白さから暗闇へ
2 一九六〇年代の人々
3 鈴木清順の場合
4 一九七〇─一九八〇年代
5 北野武、黒沢清、青山真治、堀禎一

FRAME-9[現代映画の軌跡──フレームとサウンドのクリティカル・ライン]
1 被覆と露呈
2 フランス現代映画の軌跡
3 湾岸戦争後のメディア批判──イラン映画とドイツにおけるゴダール、ストローブ=ユイレの後継者たち
4 切断/接続で奏でる音楽=運動

FRAME-10[メディア・イメージに抗って──エジプト、スペイン周辺、ラテンアメリカ現代映画]
1 エジプト
2 スペインとその周辺
3 ブラジル、チリ、アルゼンチンのインディペンデント映画

終章[トランスナショナルなメディア批判映画の現状]

あとがき
人名索引


Author
赤坂太輔 Daisuke Akasaka
映画批評家・映像論。立教大学講師。
1994年にポルトガル取材後、1997年、1999年にアテネ・フランセ文化センターで開いた「ポルトガル映画講座」を皮切りに、2003年よりシネクラブ&ウェブサイトであるnew century new cinemaを立ち上げ、世界の日本未公開作品や作家の紹介上映活動をおこなう(詳細はhttp://www.ncncine.com/infoncncine1.html)。

またSight&Sound、Derives、La Furia Umana、e-lumiere、desistfilmなど世界各国のオンライン雑誌に寄稿。近年、国内誌では『中央評論』『シネ砦』『ユリイカ』『STUDIO VOICE』などに寄稿。2015年より雑誌『NOBODY』に「メディア批判としての現代映画」連載中。
著書に『ハルトムート・ビトムスキー監督特集』(アテネ・フランセ文化センター、2002)、『マノエル・デ・オリヴェイラと現代ポルトガル映画』(企画および分担執筆、EMブックス、2003)、共著に『映画を撮った35の言葉たち』(フィルムアート社、2017)、『ストローブ=ユイレ──シネマの絶対に向けて』(森話社、2018)がある。

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