「ライオン・マン」―今からおよそ四万年前、世界最古の動物彫刻が現生人類の手によって創られた。材料はマンモスの象牙。二十世紀後半、ドイツ・シュターデル洞窟で発見された、ヒトとライオンを合体させた現実にはありえないハイブリッド・フィギュアはラスコー壁画より古い。人類はなぜ、「芸術」を欲するのか。人類は「神とともに生きる」ことを選んだ時より、「創造する種」としての歩みを始めた。多摩美術大学「芸術人類学研究所」が新しい学問の眺望を、本書において問いかける。
[出版社より]
編 者|鶴岡真弓
著 者|椹木野衣・鶴岡真弓・平出隆・安藤礼二
出版社|筑摩書房[ちくま新書]
定 価|860円+税
判 型|新書判
頁 数|272
ISBN|9784480072894
初版|2020年3月
Contents
序章 「芸術人類」の誕生―「根源からの思考」 鶴岡真弓
第1章 爆発、丸石神、グラン=ギニョルな未来 椹木野衣
第2章 「ホモ・オルナートゥス:飾るヒト」―分節されない皮膚 鶴岡真弓
第3章 野外をゆく詩学 平出隆
第4章 「東方哲学」の樹立に向けて 安藤礼二
Editor
鶴岡 真弓 Mayumi Tsuruoka
芸術文明史家。多摩美術大学芸術人類学研究所所長、教授。ケルト芸術文化・ユーロ=アジア諸民族「生命デザイン」を追跡中。
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