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誰もがさまよう「難民」の時代に——。
「1枚1枚に、人生が集約されている。
そして人生はまた、1枚の写真へ収斂されていく」
——梨木香歩
「2015年9月9日、オーストリア・ウィーン西駅。欧州から日本への帰途にあった私は、空港へ向かうバスに乗り換えるために降りた駅のホームで、あふれんばかりに押し寄せる人の波に突如としてのみ込まれた」
多様な人々が行き交う駅のホームでの3時間が写し出す風景に、いま私たちは何を見るのか。自らの新しい地図を描き出すためのレッスン。
[出版社より]
著 者|鷲尾和彦
寄 稿|梨木香歩
出版社|夕書房
定 価|3,600円+税
判 型|A4変型判/上製/栞付き
頁 数|88 *英日バイリンガル
ISBN|978-4-909179-05-0
初 版|2020年6月
Author
鷲尾 和彦 Kazuhiko Washio
兵庫県生まれ。1997年より独学で写真を始める。写真集に、海外からのバックパッカーを捉えた『極東ホテル』(赤々舎、2009)、『遠い水平線 On The Horizon』(私家版、2012)、日本各地の海岸線の風景を写した『To The Sea』(赤々舎、2014)、共著に作家・池澤夏樹氏と東日本大震災発生直後から行った被災地のフィールドワークをまとめた書籍『春を恨んだりはしない』(中央公論新社)などがある。神奈川県在住。washiokazuhiko.com
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