1995年冬、伊勢佐木町から忽然と姿を消した白塗りの老娼ヨコハマメリーは何者だったのか？　徹底した取材から明かされる彼女の生涯と、戦後横浜の真実をスリリングに描くノンフィクション。
［出版社より］


著　者｜中村高寛
出版社｜河出書房新社［河出文庫］
定　価｜980円+税
判　型｜文庫判／並製
頁　数｜384

ISBN｜978-4-309-41765-3
初　版｜2020年08月


Contents
第１章　メリーさんとは何者？
第２章　“ヨコハマ”から読み解く近現代
第３章　“メリーさん”の記憶
第４章　ローザとメリー
第５章　港のメリー・ヨコハマヨコスカ
第６章　二人の「マイウェイ」
第７章　伊勢佐木町ブルースが聞こえる
第８章　エピローグ


Author
中村 高寛　Takayuki Nakamura
1975年生まれ。97年に松竹大船撮影所よりキャリアをスタート。99年に中国・北京電影学院で映画演出とドキュメンタリー理論を学び、帰国後、助監督を務める。06年、映画『ヨコハマメリー』で監督デビュー、横浜文化賞芸術奨励賞など11の賞を受賞。