昭和から平成へ――急変する時代を描いた新鋭作家たちの名短編。
昭和の文豪がスカウトした平成の新人作家たち。
平成元年の第101回から第113回までの芥川賞候補作のなかから、「いま読んでも面白い作品」全9篇を厳選。人気作家の初期作品、これまで書籍化されたことのない作品など、知られざる傑作を掲載。直木賞作家・車谷長吉の芥川賞候補作と、その落選の苦悩と恨み辛みを描いた「変」も特別掲載。
[出版社より]
編 者|鵜飼哲夫
出版社|春陽堂書店
定 価|1,800円+税
判 型|B6判/上製
頁 数|600
ISBN|978-4-394-19006-6
発 売|2020年11月
Contents
河林満「渇水」(第 103 回)
稲葉真弓「琥珀の町」(第104 回)
多田尋子「毀れた絵具箱」(第106 回)
野中柊「アンダーソン家のヨメ」(第 107 回)
村上政彦「量子のベルカント」(第107 回)
小浜清志「後生橋」(第111 回)
内田春菊「キオミ」(第112 回)
車谷長吉「漂流物」(第113 回)
車谷長吉「変」(特別掲載)
Editor
鵜飼 哲夫 Tetsuo Ukai
1959年、名古屋市生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。83年、読売新聞社に入社。91年から文化部記者として文芸を主に担当する。書評面デスクを経て、2013年から編集委員。主な著書に、『芥川賞の謎を解く 全選評完全読破』(文春新書、2015年)、『三つの空白 太宰治の誕生』(白水社、2018年)がある。
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