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現代のリベラルは「すべての個人が自由に生き方を選択できるよう、国家が一定の再分配を行うべきだ」と考える。リベラルは17世紀ヨーロッパの自由主義から思想的刷新を重ね、第二次世界大戦後は先進諸国に共通する政治的立場となった。しかし20世紀後半の新自由主義や近年のポピュリズムなどの挑戦を受け、あり方の模索が続く。本書は理念の変遷と現実政治の展開を丁寧にたどり、日本でリベラルが確立しない要因にも迫る。
[出版社より]
著 者|田中拓道
出版社|中央公論新社[中公新書]
定 価|820円+税
判 型|新書判
頁 数|224
ISBN|978-4-12-102621-7
初 版|2020年12月
Contents
第1章 自由放任主義からリベラルへ
第2章 新自由主義vs.文化的リベラル
第3章 グローバル化とワークフェア競争国家
第4章 現代リベラルの可能性
第5章 排外主義ポピュリズムの挑戦
第6章 日本のリベラル―日本のリベラルをどうとらえるか
終章 リベラルのゆくえ
Author
田中拓道 Takuji Tanaka
1971年、兵庫県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、フランス社会科学高等研究院DEA課程修了、北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学)。北海道大学法学部講師、新潟大学法学部准教授などを経て、2010年より一橋大学大学院社会学研究科准教授、15年より同教授。専門は政治理論、比較政治。
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