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血湧き肉躍る任侠映画

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任侠映画はガマン劇といわれる。悪党どもの暴虐にギリギリまでガマンする。あそこまでやられたらやり返すのが当たり前、ぶっ殺すしかないんだと共感させる。憤怒のため高倉健がドスを振う時、大衆は喝采し、その背に声援を送るのだ。

極悪非道に立ち向かうのは、社会から放り出されたはぐれ者たち。我慢に我慢を重ねる民衆に代わり、見るに見かねて手を下す。そこに人々は共感をおぼえたのである。

昭和の男達を魅了した任侠映画900本。戦前から任侠映画を見続けた著者が、その源流から爛熟期まで、名優から極悪非道を演じた名悪役まで。とびきり面白い任侠映画の魅力を語り尽くす。
[出版社より]


著 者|永田哲朗
出版社|国書刊行会
定 価|4,800円+税
判 型|A5判/上製
頁 数|576

ISBN|978-4-336-06562-9
初 版|2021年01月


Contents
第一部 仁義に生きる侠客たち

  清水の次郎長 任俠映画の主人公ナンバーワン
  清水の次郎長 最も魅力ある役柄
  アチャラカが多くなった清水港
  百花繚乱の次郎長映画
  銀幕から消えた次郎長
  愛されるキャラの石松
  清水二十八人衆 大政・小政
  清水二十八人衆 その二
  吉良の仁吉 〝業界〟きっての二枚目
  黒駒の勝蔵 過激な行動の次郎長の敵役
  知られざる大物・竹井の吃安
  国定忠治 鬼よりこわい、ニッコリ笑って人を斬る
  情けにほだされ涙腺がゆるくなるもの
  日光の円蔵 忠次一家の軍師役
  板割の浅太郎 二枚目スターの専門分野
  火の車お萬 忠次にヒケをとらない女俠
  大前田英五郎 生涯を旅人として送った俠客
  新門辰五郎 火事と喧嘩は江戸の華
  江戸屋虎五郎 二足の草鞋を履く顔役
  祐天仙之助と吉松は別物
  会津小鉄 現在もヤクザとして名を轟かせる
  小金井小次郎 顔で偉業をなした博徒
  天保水滸伝 大利根の血戦という集団抗争
  勢力富五郎 〝精力〟富五郎
  座頭市 日本映画の名物として安定した人気を誇った
  相模屋政五郎 返盃に〝血入りの盃〟
  日柳燕石 学者肌の〝勤皇博徒〟
  佐原の喜三郎 金持ちボンボンやくざ
  赤尾の林蔵 若くして俠名を売り、そして若い命を散らした

第二部 無法者(アウトロー)狂想曲

  飛車角 人生劇場 『残俠篇』『人生劇場飛車角』が任俠路線を生み出した
  飛車角と吉良常 多情多感、女への愛と義理のはざ間で苦悩する男たち
  『悪名』シリーズ
  『悪名』シリーズ その二 呼吸のあったコンビの縦横無尽の動き
  『悪名』シリーズ その三 勝・田宮の組み合わせは絶妙
  博奕打ちシリーズ 〝任俠映画の最高峰〟といわれる作品が生まれた
  博奕打ちシリーズ その二 問題作と多くの娯楽作品を生んだ
  昭和残俠伝シリーズ 東映任俠映画の人気と興収
  昭和残俠伝シリーズ その二 唐獅子牡丹の刺青は東映任俠映画のシンボル
  〝博徒シリーズ〟 本格的任俠映画の第一号
  〝博徒──関東シリーズ〟 複雑にからみ合うシリーズ
  鶴田浩二の単発やくざもの 『総長賭博』と比肩する名作『三代目襲名』
  鶴田浩二の単発やくざもの その二 常に〝死の美学〟を意識させた演技
  日本任俠伝シリーズ マキノ雅弘×高倉健『日本任俠伝』が東映任俠路線を確立
  日本任俠伝シリーズ その二 脂が乗り、その後も続々と新作を発表
  極道シリーズ ハチャメチャダーティーヒーローの誕生
  極道シリーズ その二 アンチ正統派任俠映画というべきパロディ
  若山富三郎のハチャメチャやくざ 好んで「悪」とズッコケを強調する面白さ
  関東テキヤ一家シリーズ 菅原文太の現代性に違和感があった
  東映『現代やくざ』シリーズ 第四の男菅原文太が躍り出す
  東映『現代やくざ』シリーズ その二 破滅の道を疾走する『狂犬』
  まむしの兄弟シリーズ ネチョネチョしつこく、そして明るく…
  まむしの兄弟シリーズ その二 ヘマだらけの暴れぶり
  まむしの兄弟シリーズ その三 『番外編』はダ作に終わった
  男の勝負シリーズ 村田英雄のシブさと男くささで売った四本
  村田・北島のやくざもの 任俠路線の一翼を担って…
  村田・北島のやくざもの その二 日活からもお呼びがあった人気
  兄弟仁義シリーズ 親の血を引く兄弟よりも九本作られた演歌の人気
  網走番外地シリーズ 高倉健の人気を決定づけた男一匹のシリーズ
  網走番外地シリーズ その二 網走でなく長崎に行っても網走番外地は売れた!
  網走番外地シリーズ その三 高倉健を生かした石井ワールド
  新・網走番外地シリーズ 性格が変わった〝新〟シリーズ
  東映『人別帳』シリーズ あの『網走番外地』の橘真一が復活した
  梅宮辰夫のやくざ物 スケコマシの印象から完全燃焼せずに終わる
  千葉真一の〝浪曲子守唄シリーズ〟他 やくざの「水」が合わず花開かなかったアクション・スター
  列伝シリーズ 東映オールスター顔見せの魅力
  組長・日本暴力団シリーズ 鶴田の死への願望か
  鶴田浩二の『傷だらけの人生』他 パイオニア大スターの寂しい引き際
  若親分シリーズ 大映の〝貴公子〟のカラを破った痛快作
  若親分シリーズ その二 『南条武よどこへ行く』で終わった元海軍やくざ
  田宮二郎の着流しやくざ プログラム・ピクチャーに甘んじたパワー不足
  兵隊やくざシリーズ 「軍隊」という権力に反抗しオチョクる異色篇!
  兵隊やくざシリーズ その二 貴三郎・有田の名コンビの活躍がストレスを吹き飛ばす!
  〝男の紋章〟シリーズ 日活ヤクザ路線の代表作 
  〝男の紋章〟シリーズ その二 ホームドラマ的要素が特色
  石原裕次郎の着流しやくざ やくざに徹しきれない大スター
  小林旭の着流しやくざ 多面的な魅力を発揮するマイト・ガイ
  小林旭のコミカル渡世人 ゼニと女に目のない〝非任俠〟的キャラ
  無頼シリーズ 日活ニューアクションのはしり
  無頼シリーズ その二 渡哲也と同時に新鋭小沢監督も売り出す
  無頼シリーズ その三+前科シリーズ ニュー・アクションの後退か
  渡哲也の関東シリーズ 組織の〝しばり〟と一匹狼のドス
  高橋英樹の日活やくざ 『男の紋章』を出ないのが英樹作品の限界だった
  高橋英樹の日活やくざ その二 日活任俠路線う一人で背負った男
  安藤昇のやくざもの 「本物」の魅力がスクリーンを圧倒
  安藤昇のやくざもの その二 任俠映画と違和感のある現代的アウトロー
  松竹製のやくざもの ガラに合わない一時の仇花
  松竹製やくざもの その二 加藤泰の強腕が成功した二大作品
  任侠映画「悪役」列伝 ワルのビックボスは誰だ
  任侠映画「悪役」列伝 その二 鋭角的な現在やくざの面々
  任侠映画「悪役」列伝 その三 ワルの最高峰 若山富三郎
  任侠映画「悪役」列伝 その四 ワルにもいろんなタイプがある
  任侠映画「悪役」列伝 その五 その出身によって違う個性
  〝女俠もの〟の元祖は新東宝 三原葉子がヒカった肉体〝女王蜂〟
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  女賭博師シリーズ その二 年に七本も作った記録は江波杏子の〝女の勲章〟だ
  緋牡丹博徒シリーズ 本格的女俠ものの最上位となった人気シリーズ
  緋牡丹博徒シリーズ その二 「私は男になっとよ」というお竜は聖処女のような存在
  緋牡丹博徒シリーズ その三 惜しまれつつ見事に散った大輪の牡丹
  東映女俠伝 〝ポスト藤〟は成らなかった?
  藤純子の日本女俠伝・女渡世人シリーズ 二番煎じながら燦然と輝くオーラ
  扇ひろ子の女俠シリーズ 仇花に終わった女俠スター・ナンバースリー
  安田道代の〝関東おんなシリーズ〟 大輪の華を咲きそこねた未完の大器
  日活『女侠』シリーズ 松原智恵子の新境地開拓は失敗に終わった


Author
永田 哲朗 Tetsuro Nagata
昭和6年、北海道出身。昭和30年早稲田大学法学部卒。双葉社を経て、45年出版ビジネス、50年永田社設立。月刊誌『旅と酒』『おとこの読本』『熱血小説』『マル秘桃源郷』『焼酎』。書籍『経絡の原典』『現代ビジネストレンド』等発行。著書『殺陣──チャンバラ映画史』『日本映画人改名・別称事典』『戦後ヤクザ抗争史』等、共著『全学連各派』『右翼事典』『時代小説のヒーローたち』等、監修『日本劇映画総目録』。チャンバリストクラブ創立。

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