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ポスト真実の政治と歴史修正主義が横行する時代に、歴史学に何ができるのか──。
トランプ政権のウソ、ホロコースト否認論、白人至上主義のテロや原爆展論争などを題材に、こうした問いに答えるアクチュアルな歴史学入門。アメリカ歴史学界を牽引してきた著者による、『歴史とは何か』(E. H. カー)の現代版。
[出版社より]
著 者|リン・ハント
訳 者|長谷川貴彦
出版社|岩波書店
定 価|1,600円+税
判 型|B6判/並製
頁 数|136
ISBN|9784000241793
初 版|2019年10月
Contents
第1章 空前の規模で
嘘つき
記念碑
教科書論争
記憶戦争
パブリックヒストリーと集合的記憶
第2章 歴史における真実
事実
解釈
歴史的真実とヨーロッパ中心主義
暫定的真実
第3章 歴史をめぐる政治学
エリートの歴史
最初の突破
門戸を開放する
歴史とシティズンシップ
第4章 歴史学の未来
地球の歴史
リスペクトの倫理学
読書案内
訳者あとがき
注
索引
Author
リン・ハント Lynn Hunt
1945年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校名誉教授。著書に『人権を創造する』(松浦義弘訳、岩波書店)、『フランス革命の政治文化』(松浦訳)、『フランス革命と家族ロマンス』(西川長夫ほか訳、以上平凡社)、『グローバル時代の歴史学』(長谷川貴彦訳)、編著に『文化の新しい歴史学』(筒井清忠訳、以上岩波書店)など多数。
Translator
長谷川 貴彦 Takahiko Hasegawa
1963年生まれ。北海道大学大学院文学研究院教授。専門はイギリス近現代史、歴史理論。著書に『イギリス現代史』(岩波新書)、『現代歴史学への展望──言語論的転回を超えて』(岩波書店)、『イギリス福祉国家の歴史的源流──近世・近代転換期の中間団体』(東京大学出版会)など、訳書にソニア・O・ローズ『ジェンダー史とは何か』、ピーター・バーク『文化史とは何か(増補改訂版)』(以上法政大学出版局)など多数。
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