国家は何のためにあるのか? ほんとうに必要なのか?
「国家なき社会」は絶望ではない。希望と可能性を孕んでいる。よりよく生きるきっかけとなる、〈問い〉と〈技法〉を人類学の視点からさぐる。
◎本書でとりあげる「人類学者によるアナキズム論」とは…
・国家がなくても無秩序にならない方法をとる
・常識だと思い込んでいることを、本当にそうなのか? と問い直す
・身の回りの問題を自分たちで解決するには何が必要かを考える
アナキズム=無政府主義という捉え方を覆す、画期的論考。
[出版社より]
著 者|松村圭一郎
出版社|ミシマ社
定 価|1,800円+税
判 型|四六判・並製
頁 数|240
ISBN|978-4-909394-57-6
発 行|2021年09月
Contents
第1章 人類学とアナキズム
第2章 生活者のアナキズム
第3章 「国家なき社会」の政治リーダー
第4章 市場のアナキズム
第5章 アナキストの民主主義論
第6章 自立と共生のメソッド―暮らしに政治と経済をとりもどす
Author
松村 圭一郎 Keiichiro Matsumura
1975年熊本生まれ。岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『うしろめたさの人類学』(ミシマ社、第72回毎日出版文化賞特別賞)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『これからの大学』(春秋社)など、共編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学』(黒鳥社)。
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