精神分析の四つの基本概念――無意識・反復・転移・欲動――の本質に迫る、ラカンのセミネールの記録。「無意識は一つのランガージュとして構造化されている」という定式を打ち立てた後、下巻では、転移と分析家、欲動と疎外、主体と〈他者〉の関係など、重要な問題が次々に検討される。文庫化にあたり訳文を全面的に見直した。(全2巻)
[出版社より]
著 者|ジャック・ラカン
編 者|ジャック=アラン・ミレール
訳 者|小出浩之・新宮一成・鈴木國文・小川豊昭
出版社|岩波書店[岩波文庫]
定 価|1,010円+税
判 型|文庫判
頁 数|384
ISBN|9784003860175
初 版|2020年10月
Contents
転移と欲動
X 分析家の現前
XI 分析と真理、あるいは無意識の閉鎖
XII シニフィアンの列の中の性
XIII 欲動の分解
XIV 部分欲動とその回路
XV 愛からリビードへ
〈他者〉の領野、そして転移への回帰
XVI 主体と〈他者〉──疎外
XVII 主体と〈他者〉(Ⅱ)──アファニシス
XVIII 知っていると想定された主体、最初の二つ組、そして善について
XIX 解釈から転移へ
このセミネールを終えるにあたって
XX 君の中に、君以上のものを
編者説明文
後 記
講義要約
文庫版 訳者覚え書き
二〇〇〇年版 訳者覚え書き
【上巻目次】
I 破 門
無意識と反復
II フロイトの無意識と我われの無意識
III 確信の主体について
IV シニフィアンの網目について
V テュケーとオートマトン
対象aとしての眼差しについて
VI 目と眼差しの分裂
VII アナモルフォーズ
VIII 線と光
IX 絵(タブロー)とは何か
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