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「物語消費」の枠組みから新たな消費と搾取の構造をあぶり出す!
ゼロ年代以降のデジタル世界では巨大プラットフォームが形成され、万人が参画する快適なシステムが構築された。本書はその構造を「物語消費」の枠組みから消費社会論としてだけではなく、二次創作から出発したフリーレイバー(無償労働)問題を中心に労働社会論としても丹念に読み解いていく。私たちの生は巨大プラットフォームに管理・統治され、疎外と搾取の運命を持つ。名著『物語消費論』を新たにアップデートする革新的な一冊。
[出版社より]
著 者|大塚英志
出版社|講談社
発 行|星海社[星海社新書]
定 価|900円+税
判 型|新書判
頁 数|208
ISBN|978-4-06-524714-3
初 版|2021年08月
Contents
ノート1 物語陰謀論
ノート2 物語生成論
ノート3 物語労働論
ノート4 物語隷属論
資料1 麻原彰晃はいかに歴史を語ったか―「土谷ノート」を読む
資料2 「ビックリマン」と天皇制
Author
大塚 英志 Eiji Otsuka
まんが原作者・批評家。1958年東京都生まれ。筑波大学卒。国際日本文化研究センター教授。80年代には徳間書店、白夜書房、角川書店で編集者として活動。詳細は『「おたく」の精神史』、『二階の住人とその時代』を参照。まんが原作者としての著作に、『アンラッキーヤングメン』『恋する民俗学者』、『北神伝綺』『木島日記』『八雲百怪』の偽史三部作がある。本書の関連書としては『物語消費論 「ビックリマン」の神話学』がある。
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