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ドイツ・ナショナリズム 「普遍」対「固有」の二千年史

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アメリカの世界覇権が翳りを見せるなか、欧州で主導権を握り、存在感を増すドイツ。だが英仏など周辺国からの反撥は根強い。そこには歴史的経緯や、経済をはじめとする国力の強大化への警戒感だけでなく、放漫財政を指弾し、難民引き受けや環境保護を迫るなど、西欧的=「普遍」的価値観に照らした「正しさ」を他国にも求める姿勢がある。二千年にわたる歴史を繙き、ドイツはいかにして「ドイツ」となったのかをさぐる。
[出版社より]


著 者|今野元
出版社|中央公論新社[中公新書]
定 価|960円+税
判 型|新書判
頁 数|360

ISBN|978-4-12-102666-8
初 版|2021年10月


Contents
第1章 発展(九~一七八九年)——ローマ=ゲルマン世界の「普遍」支配
 ローマ世界とゲルマン世界との融合
 キリスト教的世界を狙うドイツ
 宗教改革・宗教戦争・宗派共存

第2章 抵抗(一七八九~一九四五年)——ドイツ「固有」の自己主張
 フランス革命と新しい「普遍」の登場
 欧州勢力均衡とドイツ連邦
 ドイツ帝国の勃興と孤立
 ドイツ国民国家の共和制的再編
 大ドイツ帝国の興亡

第3章 萎縮(一九四五~一九九〇年)——ドイツ「固有」の自己否定
 国家消滅と「修正による再出発 
 二つの「普遍」大国に従属する東西ドイツ
 ドイツ的過去の封印
 「六八世代」と「破壊による再出発」
 歴史家論争から憲法愛国主義・多文化主義へ

第4章 再生(一九九〇~二〇二一年)——新しい「普遍」支配と「固有」の復権
 「九〇年世代」の登場
 「六八年世代」にいよるドイツの大国化
 国民的尊厳の再構築
 甦る君主制・教会・軍隊の伝統
 「知的戒厳令体制」への反抗
 「過去の克服」のブーメラン効果
 東独の植民地化とオスタルギー


Author
今野元 Hajime Konno
1973年(昭和48年)、東京都に生まれる。ベルリン大学第一哲学部歴史学科修了、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、Dr. phil、博士(法学)(東京大学)、愛知県立大学専任講師、准教授を経て、現在、愛知県立大学外国語学部教授。専門は欧州国際政治史、ドイツ政治思想史、日本近現代史。

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